ダイエットをきっかけに10代から摂食障害に悩まされ、40代でも通院中。

最初の異変といえば、思春期らしい潔癖さで、自分の体重が疎ましいと思ったことからです。14歳でした。どうすれば体重が減っていくのかが生活の中心になり、減食を始めました。
でもなかなか思うように体重は減らず、とにかく食べることを避けるようになったため、友達付き合いもせず、精神的にも追い詰められていたと思います。

17歳の時、ふとしたきっかけで、ボリュームのあるチョコレート菓子を食べたことから、異様な食欲が沸き起こり、制御ができなくなり、２・3ヵ月の間に、20キロ増量しました。
それからは、いわゆる過食状態です。嘔吐したこともありますが、1日に3回以上、過食用の食物を購入する経済的負担が嫌で吐かないことに決めました。
ただ、吐かない場合は、太りますし、苦しいですし、あまりの醜さに外にも出たくなくなるので、普通の社会生活は送れなくなります。
過食嘔吐される方のほうが、学生生活や、仕事なども続けられるのではないかと思います。
過食するようになってから不眠の症状も始まり、深夜に眠れず、家中の食物を摂取するという地獄の毎日が続きました。
最初に、医師に相談したのは、18歳の時、大学の相談室のようなところで、眠れず食べてしまうならば、薬で眠ってしまえばいいということで、ハルシオンなどを処方されました。
その後、色々な病院を転々としました。処方されるのは、主に睡眠薬、抗不安薬、ＳＳＲＩなどですが、過食を抑える効果があると思える薬はありませんでした。
現在、出産もし、40代になっていますが、通院は続いています。
過食の症状は、子供が生まれてから、子育てに集中することで、治まりつつありますが、完治はしておりませんし、いつも、過食の衝動が起こる恐怖に緊張した日々を送っています。
他の方のことはわかりませんが、非常に完治の困難な病気だと思います。
早急に、カウンセリングなども受けて、心の悩みなどを、すべて打ち明けられる状況が整えられるとまた違った快方に向かったのかもしれません。
私の場合は周囲の大人の理解が足りず、恵まれない状況だったため、いまだに完治しない状態なのではと思います。
発症の原因は、一見、人それぞれのように見えるかもしれませんが、心の問題を抱えていることは、共通していると思います。
その問題を早急に解決・対処することが、1番の治療薬だと思います。