細菌感染から敗血症になりました。緊急での処置、生きている事に感謝です。 (写真あり)

今回の入院、手術の目的は右足親指の関節固定したプレート除去でした。通常に手術も終わり、リハビリも順調にいってそろそろ退院しようかと思っていた時でした。夕方になって、何か熱っぽいと思ったら38℃近くまで上がりました。5年ほど前にインフルエンザにかかっていたので、またかと思い検査をして貰いましたが結果は陰性でした。それから毎日、熱は上がり40℃を越えて意識は朦朧状態です。CT、レントゲン、採血の検査をしても原因は解らないままです。運悪く、内科の主治医が夏休みを取っていて代わりの先生では対処出来ず、１週間高熱と全身の痛みによる痙攣で苦しみました。やっと主治医が来てくれて、朝の夜勤と日勤の交代時にもかかわらず、即座に個室へ移動、看護師を4人助手としてつけ処置を始めました。意識朦朧の私がはっきり聞こえたのは主治医の半分怒鳴り声でした。｢忙しいだろうけど業務に支障が出たなら私が責任を取る!緊急で処置しないと、この患者さんは危険だ！」自身が持っている権力の正しい使い方を目の当たりにしました。この時は主治医が神に見えました。すぐに個室に移り、大腿静脈にカテーテルを入れてそこから直接点滴することになりましたが意識朦朧の状態なので麻酔はしませんでした。24時間、栄養剤と抗生剤が効いて熱はだんだん下がってきましたが何よりつらいのが右大腿に点滴、左側は尿道に管が入っている為寝返りが打てず、点滴の器械の警報音で熟睡できない事でした。10日間個室に居てようやく状態が落ち着いてきたのでやっと大部屋に戻り、３日後に点滴がやっと取れました。結局、原因になった菌は判明しませんでしたが体力、免疫力が低下していたのが要因らしいです。主治医の説明では70歳過ぎていたなら100%死んでいた状態でした。体内の炎症数値を表すCRPは正常値0.3以下なのですが私は45!なんと150倍の危険レベルでした。本当に死にかけた私は病院に主治医に看護師に皆さんに感謝しています。人生で貴重な体験をして生きている事に感謝です。ありがとうございます！