恐ろしい敗血症で約2分心肺停止。心臓マッサージで一命を取り留めました。

先の人工透析の記事でも書かせて頂きましたが
私は一昨年はほぼ一年入退院を繰り返してきました。
結果的に人工透析を履行するようになりましたが
その前段階で私は敗血症で生死を彷徨いました。
入院中はいろいろと点滴の管がはいります。
私は降圧剤の点滴で血圧を下げる薬を投薬しておりました。ベッドからの移動も禁止され、排泄も介助になると。そこはまだ50代前半ですから、強固に嫌がり
なんとか看護師がトイレまで着いて、帰るときはトイレの中からブザーを鳴らして迎えにきてもらう方法で納得して頂けました。
入院生活は楽しいものではありません。自由はありませんし、たびたび、脱走も試みました。病棟のロビーまで。次は一階まで。一階にいければ外への散歩も人の目を盗んではしていました。あとの楽しみは食事でした。点滴と重度の高血圧症のため、禁浴でシャワーさえ許されず体を拭いてもらうのが日常でした。
1週間後、主治医に風呂に入りたいと懇願。許しが出て、点滴チューブを外され、胸のホルター心電図も外され、点滴チューブの残りをクルクルと丸めてラップのような物で巻かれました。私は嬉しさのあまり朝一番に予約を入れました。時間は30分間。シャンプーはある。ボディソープもある。タオル、バスタオル、着替えをもっていざシャワーへ。でも、体を洗う物が無いことに気づき、周りを見渡すと、アルじゃありませんか！やった〜！と喜びゴシゴシ。誰が使ったものかもわからないものを使うことに抵抗はありましたが、まぁしょうがない。的に。さっぱりして出てくるとまた、点滴とホルター心電図をつけられて。それから1時間後から高熱が。熱は39度。研修医が来て、足の付け根から動脈血を摂る血ガスなる検査をされました。その後は寒さと暑さとが交互にやってきて、震えが止まらない。自分で自分の体を抑えても震えは止まらずベッドが跳ねるほどだったと隣の人は言っていました。異変に気付いた隣の人がナースステーションへダッシュ。前のベッドにいた仲良くなった方はナースコールを連打。ナースと医師が駆けつけた時には訳の分からぬ事を口走り、嘔吐し、気を失い、そのまま心肺停止へと至ります。ナースが私に馬乗りになり、心臓マッサージ。約2分止まっていたと。目を覚ましたのは40分後。CT室の中。天井には空と雲の絵が。あれ？死んだか？ブゥーンブゥーンとうるさい音が夢の中ではヘリの音に聞こえ、事故に巻き込まれ緊急搬送されている夢でした。目を覚まし、指は動く。よし。声は？ラリルレロとかパピプペポとか言っていました。そして、ここは◯◯大学病院ですよね？とナースに確認。熱は42度まで上がってベタつくような汗をかいていました。でも、一命は取り留め、次の日には歩いてトイレに。それを見たナースは泣きながら歩いてる〜と喜んでくれたのを忘れることはできません。私はあの人に救われたんだな。と。
皆さん、シャワーは知らないものは触らない。使わない。が原則です。お風呂も湯船は溜めない方が無難でしょう。なにせ、ここは病院ですから。皆さん何かしらの病気で入院してるぐらいの人たちが集まっています。何が起きても不思議ではないですよ。自分の身は自分で守りましょう。あと、意識を失う前、はっきりと妻の名前は叫んでいたようです。やはり、妻は偉大ですね。入院生活は不便ですが、ナースとお話しでもして、気分転換しましょう。