死亡率40～50%の敗血症ショックという病気を知っていますか。

私が経験した一番大きな病気が敗血症ショックです。敗血症ショックは敗血症、重敗血症、そして死亡率40～50%の敗血症ショックの順で進行していく病気です。そして敗血症の特徴のひとつに進行の早さがあります。

私の場合は敗血症になってから一週間もしないうちに敗血症ショックになりました。なので敗血症は早期治療が大切なんですが、敗血症は早期発見が難しい病気でもあるんです。

その理由が敗血症の症状が普通の発熱と変わらないからです。私も熱が出てすぐに病院に行きましたが、ただの発熱と診断されて、解熱剤を処方されただけでした。

しかし解熱剤を飲んでも熱は一向に下がらず、熱が出てから5日目にはご飯も食べず、トイレも行かずにずっと寝ていました。そのときには意識ははっきりしておらず、受け答えもできない状況になっていたんです。

そんな状態の私を見て「これは普通の熱じゃない」と思った親が別の病院に連れて行ったら敗血症ショックと診断されました。

そして医師からは「あと1日遅れていたら死んでいた」と言われたんです。その言葉の通り、熱が出て5日目の私の血圧は30しかありませんでした。

敗血症は熱が出て一週間もしないうちに死亡してしまうかもしれない恐ろしい病気です。なので、医者に発熱と診断されて解熱剤を処方されても、体調が全く体調が良くならない場合はすぐに病院へ行きましょう。

私は敗血症ショックになり、ただの熱だと甘く見ていると命取りになることもあるという事を理解しました。