「睡眠時無呼吸症候群」が改善するまでの経緯

テレビのニュースで新幹線の運転士が居眠りの為に、
駅の停止位置をかなりオーバーして止まってしまって、
その根本原因が無呼吸症候群であると言う事を知りました。
その頃、世間でもかなり話題になっていました。

しかし、私自身は、全然自覚症状を感じていませんでした。
でも後から考えて見ると、いつも「ちょっとだるいなぁ。」感があった気がします。
それから間もなく、夜中に、突然、嫁さんに起こされ、
〈呼吸してないで〉と言われたのですが、眠いのでまた寝てしまいました。

それ以後何日も同じ事が繰り返されたのですが、日を重ねる事に、
毎朝、起きる度、今仕事が終わって帰って来たクタクタ状態で、どうしようもありませんでした。

こうなって来ると、仕事で運転中もウトウトする事も多くなり、
かなり冷やっとするがあり、病院に行く決心がつきました。
一晩泊まって検査してもらうと、詳しく数値は忘れたのですが、
医師の説明では、かなり悪い状態である事は理解出来ました。

それから、色々検査をして、私の気道が人より狭いらしいのです。
それと、肥満により脂肪が付き、睡眠時、舌が垂れて
気道を塞いでいる事が原因である、と言う様な説明でした。

とりあえず気道を広げる為に、扁桃腺を除去手術を受けました。
私がラッキーだったのは、２週間の入院中に、食事がおもゆだけしか取れず、
体重がかなり減少して、脂肪も減少した事により、劇的に睡眠時の呼吸が改善されたのです。

それから退院時、医師から言われたのは、
「これからは、食生活に十分注意を払って生活してください。
今まで通りの生活をしてしまうと直ぐに、元に戻ってしまいますよ！」と釘を刺されました。今も、肝に命じて生活しています。

それから、家を新築したのをきっかけに、
毎夜楽しみに飲んでいたビールを完全にキッパリ辞めました。
この病気になって以来、体重計や血圧計も購入して、数値を測定して、
健康に対する意識や考え方がガラッと変わりました。

私は、肉が好きで、甘いものも大好きなので、今でも大変我慢を必要としています。
でも、今があるのは、無呼吸症候群になったからだと思っています。
その時の医師、看護師さん、家族に感謝して、その恩を忘れる事無く生きていきたい、と固く心に誓っております。

本当にお世話になりました。
どうもありがとうございました。