乳腺線維腺腫でした。

会社の健康診断で左胸のしこりが見つかりました。
先生が触診で悪性の乳がんかもわからないと診断し、その日の内に地域の大きな病院に検査を手配してもらったところ、その病院でもしこりの状態から悪性の場合はかなり進行している可能性がある、と診断されました。
当時20歳だったので、ガン・進行していると言う言葉で目の前が真っ暗になり、泣き崩れました。

その病院から、当時胸部科で有名だった大阪府立成人病センターに精密検査の予約を入れて下さり、翌日すぐに行く事になりました。
大阪府立成人病センターではとても丁寧な診察・検査をして頂き、触診・でおそらく乳腺線維腺腫で悪性では無いと断定されました。
かなり大きなしこりなので手術は明日すぐしましょう、と言う事になりました。
手術では予想よりかなり大きなしこりだった為に、傷口が少し大きくなるができるだけ小さくするからね、とその場で説明を受け3時間ほどの手術。

局部麻酔で本当なら痛いはずはありませんが、線種を取り出す時に痛みを感じ泣きそうになっていると、とても若い看護士さんが『大丈夫ですよ、手を握ってもいいですか？』と言って私の手をずっと握ってくれて足もさすってくれました。
そして、ちょっと楽しいお話もして下さり、この看護士さんのお陰で手術は無事終わりました。
術後に見せてもらった線種はソフトボール大の大きさで・・・。
線種が悪性に変わる事は少ないですが、乳がんのリスクは少し高いかもわからないので定期的に検査は来て下さいと言われました。

それ以来、1年に1度は乳がんの検診を受けるようにしています。

もし、私が線種ではなく乳がんだったら、今頃生きていないと思います。
しこりがガンの可能性もありますが、良性の可能性もあります。
線種であっても小さなうちに手術をする方が圧倒的に楽です。
しこりは自分でもすぐわかるので、どんな小さなしこりでも見つけたら怖がらずに検査に行く事をお勧めします。