虚血性大腸炎による血便。治療はなく、絶食３日と繊維の少ない食事で完治。

普段から便秘気味でしたが、便秘薬はあまり使わずできるだけ自然な排便をと思っていました。
その日は日中特に何の異常も全くなかったのに、夜中に軽い腹痛で目が覚めました。
いつもの便秘時の腹痛かなと思ってトイレにこもっていましたが、一向に便が出ません。
その後1時間くらいのうち痛みがどんどんひどくなり、冷や汗が出るほどの強烈な痛みになりました。
やっと少し便が出たと思ったら、便に血が少し混じっていてゾッとしました。
その後もずっと便に血が混ざり続け、ついには血液のみ尿のように出るように。
朝までトイレにこもり続け、便の量は減りましたが腹痛は治まらず、これは大変なことになったと思い入院の準備をして総合病院を受診しました。

年末のかなり混んでいる時に紹介状もなく受診しましたが、腹痛と貧血で倒れそうなことを伝え、紙コップに入れた血便を見せると早めに診察をしてもらえ本当に助かりました。
急な腹痛と年齢からも、先生に虚血性大腸炎の可能性が高いと言われ、大腸の内視鏡の検査をしてもらいました。。
血便が出て末期の大腸がんしか思い浮かびませんでしたが、他の治りそうな病気かもしれないとのことで本当にほっとしました。
結果はやはり虚血性大腸炎で、腸内の動脈硬化による出血で年配の女性に多い病気だといわれました。
特に治療は必要なく自然治癒を待つとのことで、取り敢えず３日間は絶食、２週間は繊維の少ないものをと言われ、再診も必要ないと言われました。
しばらく血便と腹痛は続きましたが、３日間で腹痛は完全に治まり血便も出なくなりました。

再発はあまりないと言われましたが、これを機に便秘にならないように食生活を改善し水分を多くとるようにしています。
あと、便秘が続く場合は酸化マグネシウムが入った腸に優しい薬を飲み、なるべく早めに便を出すようにしています。