更年期による生理不順と子宮筋腫による出血で、鉄欠乏性貧血になりました。

最初に鉄欠乏性貧血を指摘されたのは、健康診断の血液検査でした。

この時はまだヘモグロビン量が10.5g/dl（正常値は11.3～15.2g/dl）だったので、取りあえず食事やサプリメント等から鉄分を取る事で様子を見ました。

ただ、この頃から頻発月経と過多月経に悩まされるようになり、生理が月２回も来たり、タンポンを使用していてもナプキンを頻繁に交換しなければいけないくらい、出血量が増えました。
同時に、何となく体がだるいと感じたり、異常に疲れを感じたり、突然めまいや頭痛に襲われる事が増えた為、婦人科で検査してもらいました。

更年期になると、女性ホルモンの乱れから過多月経と頻発月経になる事は珍しくないそうなのですが、私の場合、それに加えて子宮筋腫が複数ある事が分かりました。
子宮筋腫に関しては、治療を要する程の大きさではない為、とりあえず経過観察という事になりました。
ただ、この時の血液検査で、ヘモグロビン量が8.5g/dlまで下がっており、これ以上貧血が進むと危険だという事で治療を行う事になりました。

飲み薬は鉄剤のフェルムカプセル100mg（１日１回）と、胃薬のファモチジンＯＤ錠20mg（１日１回）が処方されました。
ファモチジンは、鉄剤で胃の調子が悪くなる場合があると聞き、元々胃が弱いのもあった為、一緒に処方してもらいました。
それを２ヶ月間服用したのですが、ファモチジンＯＤ錠の副作用で白血球が減少してしまい、胃に堪える感じもあったので、静脈注射に切り替える事になりました。

静脈注射は１週間に１回程度、フェジン静注40mgを注射しました。
注射の場合、飲み薬と違ってダイレクトに吸収される為、効果が出るのが早い反面、過剰投与になる場合があるので、注意が必要だそうです。

その結果、３か月後にヘモグロビン量は11.4g/dl、４ヶ月後に12.4g/dlに改善しました。
ただ、更年期による生理不順を根本的に治療した訳ではないので、今後も経過を見ていく必要はありそうです。
もうすぐ５０歳になるので、この状態も長くてあと数年と思って、前向きに治療しようと思います。

あと、鉄欠乏性貧血になると氷を食べたくなると聞いた事がありますが、確かに私もコップに氷を山盛りにして、毎日バリバリ食べていました。
冷たい物が食べたいというより、氷の食感を欲していた感じです。
でも、貧血状態が改善されると、あんなに食べていたのに不思議なくらい欲しくなくなりました。