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貧血は慣れます、だから注意が必要!重度の鉄欠乏性貧血で命の危険も…

ルル  (50歳代・女性)

オススメ: 7,665views 2017年09月05日投稿 32votes 0comments
病気鉄欠乏性貧血
製薬フェルムカプセル100mg、フェロミア錠50mg、フェジン静注40mg

どうもめまいがする・・・。
偏頭痛が朝晩関係なく起こることが続いていたので、一度検査してもらおうと病院に行きました。

まず、行ったのはめまいの専門病院。
ここで、色々と検査を受けました。
耳の聴こえのテスト、耳に水を入れてのカロリックテスト他いくつかの検査をしました。
メニエール風ですがそうでもないという診断で、先生も判断できず。
採血をして他に何かないか見ておきましょう、1週間後にまた来てくださいねってことでその日は終了しました。

翌日、着信履歴にめまいの病院があり、大至急連絡をくださいとのことなので折り返すと、検査に出した血液の数字が異常で、検査機関から命の危険があると連絡がきたとのこと。
翌日、夫とともにお話を聞きに行ったら、重度の鉄欠乏性貧血だとの事でした。
言われてみれば・・・、階段を使っただけで息切れをしたり、急に立ち上がったらクラッとそたりはしていましたが、それは運動不足と歳のものだと勝手に思い込んでいたのですが貧血が原因だったのです。
他にも爪に筋が入りやすかったり、白髪が増量したりと加齢かな?と思われる症状がたくさんありました。

とにかく治療をしなければならないのですが、おおもとの原因は月経過多にあるので、婦人科あての紹介状を書いていただきました。
(こちらはその後、また別の病名がついていますので、そちらでレポートしたいと思います。ここでは鉄欠乏性貧血についてのみ書いていきます。)

婦人科あての紹介状をもらって大きな病院でお産専門じゃなく、病気の人も通いやすい病院を選んで受診しました。
とにかく重度の貧血を治すためには、毎日鉄剤の注射をしなければいけないとの事。
そこは大きな病院だったので、婦人科の先生が「注射を毎日お願いしたい」と、紹介状を書いてくださったので近くの内科にかかりました。

内科にかかっても、そこの先生が月経過多ではあっても生理は月に1度しかないもの、それにしては数値が異常すぎると心配をしてくださり、内臓出血がないか検査をしました。
生れて始めての胃カメラで直腸の入り口まで診てもらいましたが「きれいな胃袋」って言われて終わりました。

わたしのヘモグロビンの数値を見て、「男性なら死んでもこんな数値にはならない、女性は強いもんだ」と驚いていました。

当時、ヘモグロビン値が4.6しかなく(正常値は12.0~16.0)日常生活が普通にできているのとか、入院していないことが不思議だと言われました。
他の数値もひどいもので、正常な人の半分以下のものが多かったです。
そのぐらいヒドイ貧血でした。
鉄剤を補給すれば、一時的にヘモグロビン値は上がります。
でも、一度生理が来たら元に戻ってしまうのです。

仕方ないので、薬でしばらく生理を止めることにしました。
生理を止め鉄剤の注射をすることで少しは回復しましたが、半年ほどで生理が再開するとまた元通りのヒドイ貧血に・・・
それをまた注射で止めて、錠剤をのみ、貧血を回復させてまた戻って・・・と繰り返していましたが、生理が戻るたびに出血量が増えてそれはそれはヒドイ状態になり、出血性ショックで意識を失ったりすることもあり、何度か入院もしました。
入院すると冗談のように「絶対安静」を言い渡され、今までシャバでは普通の暮らしをしていたのに・・・と言っても、お手洗いと洗面以外はベッドから出てはいけないことにされてしまいました。実はそんなにひどい状態だったんですね。

貧血は慣れてしまいます。
最初はしんどいけど、なんとなく動悸もするんですが「気のせい?」って程度で慣れてしまいます。
今思うと、心臓は薄い血液をたくさん流さないといけなかったのでポンプがしんどかったんだろうなぁって思いますが、その時はわからないものです。

貧血がひどくなると食事などではどうしようもありません。
レバーを食べたところでどれだけ吸収できるものか?、無理です。
鉄剤(注射や錠剤)に頼らないと貧血は回復しません。
身をもって体験したからこそ言えます。

鉄剤は金属なので、人間の体には吸収されにくいです。
錠剤、まずいです。便に金属成分が混じるので肛門がきしみます。
注射はその分楽です。毎日保険診療で500円の負担は発生しますが確実に吸収されます。
貧血だと言われたら処方される錠剤をちゃんと飲んで治療されることをおすすめします。
有名どころの鉄剤の錠剤は2種類あって「フェルム」か「フェロミア」が処方されることが多いです。
わたしは最初はフェロミアでしたが、そのうち飲みこめなくなってきたので、カプセルで多少飲みやすいフェルムに変えてもらいました。
鉄の吸収をよくするためにビタミンCの顆粒や錠剤(シナールなど)も一緒に飲んでいました。
お肌に優しいし水溶性ビタミンは飲んでも楽なので喜んで追加していました(笑)



この貧血は、実は原因はほかにあったのですが。
その病名は「子宮腺筋症」でした。
そちらはまた改めてレポートします。


★★★★★

最終的に、完治後の話をかけていませんが、子宮腺筋症のレポートを書いて、必要に応じて追記にしようかと思います。

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    5.0 りりたそ おくまき内科・消化器内視鏡クリニック(埼玉県 さいたま市浦和区)
  • さくら診療所から、さくらさく診療所に変わっても、通院(?)させていただいてます。 さくら診療所の時
    5.0 みっきみき さくらさく診療所(神奈川県 中郡二宮町)
  • 会社の健診で毎年貧血が引っかかり、そのたびにかかりつけの内科に行っていたのですが、その内科では2週間
    5.0 さらぽん 相模原クリニック(神奈川県 相模原市中央区)
  • 4年前から、かかりつけクリニックにしてます。 Web予約とキャンセルが出来、会社から徒歩圏内の為、
    5.0 しまこ 医療法人社団藤秀会 ThinkParkハートクリニック(東京都 品川区)
  • まだ新しい病院でとてもきれいです。 普段の生活で動悸と息の苦しさを感じたので心配になり診て頂きまし
    5.0 猫にん しんたに医院(愛知県 尾張旭市)

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