ダイエットから摂食障害へ。出産後に160cm の身長で35キロまで減りました。

私は小学生〜高校生まで肥満でした。
高校でイジメにあい、ダイエットをしました。
当時流行っていた単品ダイエットから徐々に食べる量を減らし、体重は40キロ減。
その後高校を卒業し、就職、結婚、出産。

妊娠時に体重が増えるのは当たり前ですが、食べ悪阻だったので、妊娠初期で6キロ増。その時心の底で恐怖を感じました。イジメのフラッシュバックです。
食べ悪阻を我慢し食事に気をつけ、最終的に8キロ増で出産しました。

出産後はみるみるうちに体重が減り、妊娠前の体重より更に減っていきました。
体重が減ることに喜びを覚え、逆に少しでも増えたら落ち込み、鬱状態になっていきました。
母乳もあげなければいけないのに食べない。
朝と昼兼用でウインナー3本、夜はキャベツの千切りのみ。おやつは寒天を煮溶かし固めたものにカロリー0シュガーをかけて食べる生活。

元々母乳が少ない体質でしたが、張っていても更に出なくなり、子どもから母乳離れしました。母親としてそのショックは大きかったです。
でもダイエットはやめられず、その生活は変わりませんでした。
最終的に160cm の身長で35キロになりました。

それでも鏡を見てもまだ足が太い。腹と腕は肥満時の皮が伸びきっていて太く見え、もっとダイエットしなきゃ…と殆ど食べない生活になりました。
鬱状態も悪化し、暴れて自殺未遂まで起こす始末。自分では記憶が曖昧で分かっておらず、あとで家族に知らされる状態。精神科へ連れていかれました。

スーパーへ買い物行くだけでフラつき、冬場は足が冷えて病院の待ち時間で冷えで足が硬直し立たなくなったりしました。

精神科の薬をもらうときも、太る副作用のないやつにしてもらい、処方されても一度ネットでその薬を検索し、少しでも太る副作用がある薬は飲んだふりして毎回捨てていました。

その後結婚相手から面倒見切れないと離婚となり、摂食障害のシングルマザーとなりました。

ある時フラつきがひどく、まだ幼い子どもを抱っこすることができませんでした。
抱っこをせがみ泣いている我が子を見たら、ふと正気に戻りました。
みんなに迷惑をかけている。

病院に行くのをやめ、自力で治そうと決意しました。
それから5年経ちますが、体重は45キロ。
成長した子供も抱っこ出来るようになり、動くのも順調になりました。
笑顔が増えました。
まだ食べる量は少ないですが、以前よりは元気になりました。鏡は怖いですが、今の体重をキープしながら頑張っていこうと思います。

あとは、妊娠しにくい体質になりました。
摂食障害の患者さんが減るよう、祈っています。