バセドー（甲状腺機能亢進症）。信頼できるDrや病院を探すのに苦労しました。

　九州に住んでいた頃、安静時の動悸から気になり、近医を受診しました。母方の祖母が機能亢進、母が昨日低下と、甲状腺については遺伝で発症する可能性を以前から懸念していましたので、こちらからDrにその可能性について言及しました。
血液検査実施のうえ、バセドー病確定。「ついに、やっぱり私にも来たな」という感覚でした。

自覚症状は、動悸が一番でしたが、自分ではありえないくらいの食欲が出て朝起きた時からドーナツを５個、など平気で食べられるのです。一般的にバセドーだと痩せる、というイメージがあるかもしれませんが、私の場合はその食欲からくる摂取カロリーが上回り、かえって体重が増加しました･･･。

治療については、市内にあった大きな病院で行うことになり、内服を一日４錠、毎日服用しながら、一か月に一度、定期的に血液検査を行い、経過を観察しました。食事制限などもなかったし、辛い治療、ということもなかったんですが、ちょうど結婚したばかりで妊娠を希望していたのですが、甲状腺に異常があると妊娠しずらくなると聞いていたし、内服治療もしていたので、治るまでは子供も厳しいなぁ、と、そのことで落ち込みました。

　１年くらい、その病院で治療継続していましたが、夫の転勤で引っ越しすることになり、関東に移動。
長い治療になるので、信頼できるDrや病院を探すのに苦労しました。
最初に受診した病院では、周辺では中核となる大きな病院で、Drもそれなりの地位がある方でしたが、血液検査もせずに、「薬を倍に増やしてみましょう」との一言。一気に不信感が出て、その病院はそれきり掛かりませんでした。

　ネットや本で、県内のクリニックをくまなく探し、評判をチェックしてやっと一つのクリニックにたどり着き、今はそのDrにかかっています。
妊娠希望を伝えたことで、胎盤を通過しにくい薬に変更してもらい暫くしたころに無事妊娠、今では二児の母です。
　
　妊娠したことで何故か症状も治まり、現在は内服もやめて年に一度、経過観察で通っていますが、それで落ち着いています。

　甲状腺については、長く付き合う疾患になるので、Dr選びが一番重要だと実感しています。