娘が熱性けいれんに。短いけいれんなら、慌てず様子を観察することが大切です。

娘が3歳の頃。
保育園に通っていたのですが、帰宅してからもいつも機嫌のいい娘がその日は機嫌が悪く、熱でもあるのかと計ってみると少し高めだったものの平熱。
ご飯もあまり食べず機嫌もなんとなく悪いままだったので、お風呂に入れて早めに就寝させました。

するとなんとなく顔が赤いなと思い熱を計ると37.8度。
帰ってきてから機嫌が悪かったのは体調が悪かったのかと思い当たりました。
おでこに冷えピタを貼りアイスノンを枕に敷いて、様子を見ながら家事をこなしていました。

その後、夫が帰宅。食事の準備などバタバタとして、再度娘の様子を見に行くと顔が真っ赤。
熱を計ると38.5度に上がっていました。
夜のため病院に行くことは考えず、濡らしたタオルを巻いた小さな保冷剤でわきの下を冷やすなどして様子を見ていました。

すると、それまで寝ていた娘の体がけいれんをはじめました。
顔もひきつったような表情。夫が驚き慌てて救急車を呼ぼうとしましたが、私が「熱性けいれん」のことを知っていたので止め、けいれんが収まるのを待ちました。

さいわいけいれん自体は1分ほどでおさまり、その後も様子を見ていましたがその一度だけでした。
すぐにでも病院に行った方がいいのかと悩みましたが、当時持っていた育児書に「短いけいれんならしばらく様子を見て、その後異常がなければ翌日受診を」と書かれていたので、異常があればいつでも病院に行ける準備をして、娘の容体を注意深く見守りながらその夜は過ごしました。

翌日、小児科を受診。
熱は37.5度まで下がっていました。
けいれんをしたことを伝えると、やはり熱性けいれんだろうとのこと。
けいれんが長く続く（5分以上）・何度も繰り返す・けいれんがおさまっても意識が戻らないなどの症状があったらすぐに病院へ来てくださいとのことでした。

その後、けいれんを起こすことなく熱も下がり元気になりました。
現在娘は17歳になりましたが、あれ以来熱が高くてもけいれんを起こすことはありませんでした。