Caloo(カルー) - 生き辛さの原因が成人期注意欠如多動症(ADHD)と判明し、希望が持てた : 病気体験レポート
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生き辛さの原因が成人期注意欠如多動症(ADHD)と判明し、希望が持てた

デジタルクリーム  (50歳代・男性)

339views 2017年07月13日投稿 0votes 0comments
病気注意欠如・多動症(ADHD)
病院医療法人卯の会 新垣病院
製薬ストラテラカプセル40mg

幼少の頃より周囲から「変わったキャラ」「個性的」などと言われ生活してきました。忘れ物が多くて、教室ではじっとしていることができず、思い立ったらいてもたってもいられなくなり行動に移り、急に感情の起伏が激しくなり、周りとの軋轢に悩んでいました。

それでも中学までは勉強をそんなにしなくても成績は割と優秀で、進学校に入学できました。しかし高校では勉強についていけず成績が急降下。親の期待に応えるべく、複数の浪人生活を経て大学に入りましたが、大学でも勉学についていけず半ばドロップアウト。留年を繰り返しながらも自堕落な生活を営み、他人の倍の年数かけて卒業までこぎつけました。

この頃までには自分はダメ人間なんだという思いで凝り固まっていました。普段の生活では興味のあること(例えばインターネットやTVゲーム)に過集中してしまい夜更かしし、風俗などで無駄にお金を浪費することが多々ありました。

社会人となってからは、言われたことやすべきことをうっかり失念してしまい、仕事での失敗が繰り返されました。そのため不眠となり、うつ状態となり出勤できなくなりました。近所の心療内科クリニックを受診したところうつ病と診断され、抗うつ薬が処方されました。ところが薬を飲むと衝動性が激しくなってしまい、暴れたり、物(家や車)を壊してしまうなど困った状態になりました。

そんな中、精神科病院に勤めている人と知り合い、その病院を受診したところ、成人期注意欠如多動症(ADHD)と診断されました。聞いたことのない病名でしたが、ドクターから病気の説明を受けると、今までの自分の人生に思い当たる節がありすぎてビックリしました。衝動的となる原因の抗うつ薬が中止となり、ADHDの治療薬ストラテラが開始されました。ある程度暗示もあったのでしょうが、薬が良く効いて、落ち着いて生活できるようになりました。それでもADHDの特性がなくなるわけではないので、常に自覚するようにという助言を受けました。失敗する回数はゼロではないものの、以前に比べ大幅に減りました。不眠も改善し、診断された直後に飲んでいた睡眠薬は不要となっています。仕事も再開できました。

自分はどうしようもない人間なんだと諦めの人生を歩んできましたが、長年の悩みの原因が判明し、現在は希望を持って生きることができました。

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