口内炎の後、苦しんだ舌痛症。心療内科の先生のアドバイスで、嘘のように楽に。
じるけ (70歳代・女性)
人間、どこが痛くても嫌なものです。私のように63歳を迎える年代のものにとっては、ちょっとした痛みや体調の変化を感じると、今度こそ重篤な病ではないかと、不安でいっぱいになります。昨年夏、多発性骨髄腫と疑われ、大病院で魔の検査と言われる、骨髄検査をしたり、レントゲンを撮って骨のチェックをしたことによって、私は、自分の健康に自信が持てなくなりました。幸い、骨髄腫ではなく、血液検査の数値も安定してきて、やれやれと思っていたところ、今年になって、舌の不快感に悩まされるようになりました。
以下は、口内炎、舌痛症に悩まされ、ひょっとしたことで、楽になったという体験談です。
2017年に入って、私は、公私ともに忙しい毎日を送っておりました。すでに口のなかの不快感は始まっていました。それは、異常な口の渇きでした。糖尿病の検査も受けましたが、該当しません。血液内科の先生は、あんまり気にしないほうがいいよ。と言ってくれました。もともと、副鼻腔炎体質なので、鼻をかむ回数が多く、そのせいだろうと、気にしないようにしていました。
今までも、私は、舌がひりひりすることがよくありました。そんな時はシュガーレスのキャンデイをなめてその場をしのいでいました。ところが、今年に入ってから、キャンデーをなめると、舌にあたって痛いのです。早速、行きつけの歯医者に診てもらいましたが、舌に異常はないし、年齢と共に、口の中が渇きやすくなる現象だと言われてしまいました。梅ぼしをなめて、唾液を出してくださいとも、言われましたが、けれどもあの酸っぱさは、よりいっそう舌の不快感を増長させます。
そして2月の下旬のことです。下の先をはさみで切られたような痛みを感じました。又歯医者にいって相談したのですが。舌がんの場合は舌のヘリに腫瘍ができることが多く、別に異常ありませんと又言われてしまいました。それでも痛くて我慢できません。副鼻腔炎でお世話になっている耳鼻咽喉科の先生に相談したところ、「アフタ性口内炎ですね。疲れているんだね。これからそこを焼いてから、薬を付けます。一週間で治りますよ」治療後、「これで大丈夫」と言われて何かほっとしました。そして一週間のちに、口内炎は治りました。耳鼻科の先生には、本当に感謝しています。ところが、それで終わりではなかったのです。
苦しみはまだ続きます。3月になっても、舌の不快感、口の中のぐちゃぐちゃしたような痛みが出てきました。夜中に舌の痛さで起きてしまったこともしばしばありました。あんまりつらいので、例の耳鼻科の先生のところに再び駆け込みました。先生いわく、「アフタ性口内炎をやると、舌の組織が壊れてしまって、痛みや不快感が現れることがあります。元に戻るのは数か月かかります」。そしてケナログ軟膏、ビタミン剤と亜鉛を処方してもらいました。しばらく服用していましたが、お小水が黄色くなるだけで、何の改善も見られません。先生は、時間がかかるから根気よく治療しましょうと励ましてはくれるのですが・・・。先生のおっしゃることは、正しいのです。
話は、元に戻りますが、骨髄腫の疑いが発生したとき、そのつらさと恐怖心で、心療内科の先生を紹介してもらいました。月一回、金曜日にカウンセリングを受けるのですが、4月の28日の診察のとき、思い切って舌の痛み、口内炎について相談してみました。
今、心療内科には、舌が痛いと言って相談に来る中高年の女性が多いこと。ほとんどが舌がんではないこと。という先生の説明から始まって。(口の中の違和感は、誰にでもあることだということ)。そんな時はビタミンCで大方治るということ。先生自身もそうしておられるとのこと。そして舌痛症を訴える人には、リボトリール錠を処方していること。(舌の神経をコントロールする作用があるそうです)。(大方の患者さんはそれで治っています)。「試してみたら?但しふらふらしたら、この薬は貴方に合わないのだから、やめること」。「それから、それでも痛みが治まらないときでも、決して悲観しないでね。ほかの方法を考えましょう」。
私も、例にもれず、リポトリール錠を試しに処方してもらいました。服薬後、一日二日は、舌に火が付いたように痛いし、ひりひりしました。ところが三日目くらいから、嘘のように、痛みが消えています。もう梅干しも、キャンデイ-も以前ほど、口の中に入れなくなりました。一時に比べると、本当に楽になりました。(耳鼻科の先生が処方してくれた薬も効いてきたのかもしれません)
私も含めて、多くの方は、舌のような場所に異常があると、すぐ癌ではないかとか、よからぬことを考えがちです。舌に限らず、痛みを感じたら、その部分の治療ももちろんですが、心療内科へ行くことをお勧めします。意外な解決法があるかもしれません。それから、これは、ずっと前に神経内科の先生から伺った情報ですが、痛みから出る症状は、さほど心配はないそうです。
長々と、書いた文章を読んでくださってありがとうございます。どこかでお役に立てれば幸いです。
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