アトピーをもっている人間がステロイドをやめるとどうなるのか。

「アトピーを持っている人間がステロイドをやめるとどうなるのか」

私は小さい時からアトピーに悩まされてきました。
そして、25歳の時にステロイドをやめました。

アトピーの原因は、良く分かっていないために完治する方法も確立されていません。

そのことから、アトピーに関しては様々な意見があります。


今日は過去に、壮絶な脱ステロイドを体験をした私が、それについて記していきます。

脱ステロイドを考えている方の参考になれば幸いです。

私は、アトピー患者に処方される代表的な薬、ステロイド性抗炎症剤を塗っていました。


幼いころから、アトピーと診断されていたので、布団やカーペットなど自分の体に触れるものは、慎重に選んでいました。

私がしてきた治療法は、皮膚科でステロイドをもらい、それが切れたらまた処方してもらうというサイクルでした。

ステロイドは、大変素晴らしい薬です。

ステロイドの何もかもが素晴らしいとは思いませんが
非常に素晴らしい薬です。

私の経験上ですが、どんなに皮膚が荒れていて痒くても
数日塗っていれば、きれいな肌になります。

私は毎日、塗っていました。

自分の肌で悩む事も多かったのですが、ステロイドを塗れば他の人と変わらない肌になれていました。

ステロイドがあったからこそ、普通に生活できていたんだと思います。

しかし、このままステロイドを使い続けるのはやはり不安がありました。

そして、ある時ステロイドをやめる決心をしたのです。

ステロイドをやめてから朝起きると、体じゅうにぶつぶつが出来ていました。
そして体が燃えるように熱くなっていました。

顔を触ってみると、デコボコしているのが分かります。
恐る恐る鏡を見てみると、ひどい姿が映っていました。

体じゅうの皮ふがただれてはれていました。

あまりの姿に言葉を失い、ただその場に突っ立っていることしか出来ませんでした。

そして、これがアトピーの人がステロイドをやめた時に、出てくる症状なんだという事を突き止めます。

ステロイドは、いきなりやめてはいけなかったんですね。

体じゅうが痛くてつらいので、再びステロイドを塗ってみたのですが、全然良くなりません。

どんどん皮ふの状態が酷くなっていき、全身ただれていました。


また顔じゅうにぶつぶつがあったので、顔を動かしづらくなり、笑うことすらできなくなっていました。

腕や足についても同様です。 その上、体じゅうが熱をもっていたので、だるくて仕方ありませんでした。

もうステロイドを塗っても何も変わらないので、「いつか良くなるだろう」という、何の保証もない希望を持って毎日耐え続けることしか出来ませんでした。

そして、２ヶ月ほどが過ぎた頃からでしょうか、少しずつ体の状態が良くなってきました。

まず、だるさが無くなっていき、赤みやぶつぶつが減っていきました。

今現在、ステロイドをやめてから5年が経っていますが、
見た感じも、特別他の人と違うという事もありません。

人間の体というのは、素晴らしい治癒力を持っているのだと感じさせられます。

ステロイドをやめるときに、考えなければならない事は、複数の医者に行き、様々な意見を聞く事が非常に重要になってきます。

決して、自己判断で行動してはいけません。

以上、私の体験がアトピーを持っている人の参考になれば幸いです。