てんかんの再発防止。医師と相談して薬を飲み続けています。

中学生の時、初めててんかんを発症、それ以来いつまた再発するかわからず怖かったので、毎日薬を飲み続けてきました。念のため、毎年脳波の検査を受けて、脳に異常が起こってないかどうかも検査を続けてきました。

そして、十年以上たって２０代後半になった頃、医師の「ほとんど治っているようですね」という言葉と、脳波の異常なしが続きましたので、薬を飲むことを止めてしまいました。すると、止めてから飲むことすら忘れていた２，３年後、母とバス旅行をする集合場所でけいれんを起こし、意識を失ってしまいました。それ以降は、薬を勝手に飲むことを止めてしまうのが、いかに怖いことだと身に染みているので、薬は必ず毎日飲んで、医師にも何錠飲むかを相談することも増え、自分からてんかんの再発防止に取り組むようになりました。

てんかんは、現在もまだ持病として持っているので、夜更かしなどをなるべくしないようにし、仕事でもパソコン等の画面を長時間見続けないようにしたり、病気の予防策になることは普段から意識してやるようにしています。

なお、私は40代になって別の病気で入院した時にソーシャルワーカーと話して以来、てんかんは精神障碍者手帳をもらえる対象の病気だと知りました。今は手帳を持っているので、公共交通機関での移動で恩恵が受けられるようになりました。一方で、公共交通機関の種類によっては、精神障害者の手帳を見せても健常者と同じ金額での乗車が求められる一方、身体障害者の手帳だと減額になって手帳の恩恵が受けられるのを知ると、精神障害者と身体障害者の社会的な扱いの違いを思い知った気がしました。ちなみに、私は精神障害者手帳の2級の患者ですが、ある鉄道会社の窓口では、手帳を見せてもすぐに「あ、だめですね」という感じの扱いでした。

てんかんは、「いつ完治した」と言い切れる病気ではないと、患者である私は思います。完治したと思って薬の服用をやめると、上記のような再発の可能性があります。ですので、私はてんかんの病気をまだ持っており、今後治ったと言われても薬は飲み続けて、再発防止に努めたいと思います。ちなみに、薬は医師に確認したところ、仮に病気が治っていたとしても、副作用がない薬だそうで、服用する錠剤の数も多くても副作用等はない、緩い薬だそうです。現在は、私は朝・晩食後3錠づつ一日二回薬を服用していますが、副作用はなく、頭がスッキリとして意識喪失等に悩まされず、日常生活を送っています。

てんかんは、一旦治ったと思っても、自分ひとりで勝手に判断せずに、医師と相談して薬を飲み続けて毎日を送ったほうがよい病気だと思います。