Caloo(カルー) - ADHDの生きづらさと、対策。自分を正しく理解することが重要です。 : 病気体験レポート
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ADHDの生きづらさと、対策。自分を正しく理解することが重要です。

sissy  (40歳代・男性)

167views 2016年12月31日投稿 1votes 0comments

子供の頃から周りと自分が何か違うと感じてきました。

とくに中高生くらいから違和感が大きくあり、たとえば周りが笑うところで笑えない、というようなことが多くあり、コミュニケーションも取るのが難しいと感じていました。インターネットもなく今ほどADHDに対する理解も進んで無かったので、自分が悪いのだと思って生きてきました。

二次障害でうつを併発しました。社会に出ても、周りに激しい違和感が大きいため、非常に苦労しました。私は多動ではないのですが、過集中や、双極性になる傾向があり、自分が倒れるまで休みなしで働いたりしてしまいます。また、頑張りすぎた後には燃え尽き状態になって寝込んでしまいます。

また、感覚過敏があるため、レストラン等、騒音のある場所で会話に集中できなかったり、電車など人が身体に接触するのが著しく苦手で、ほとんど自動車を利用しています。

うつになって以降、いろいろな出会いや独学、またネット情報によって社会的にADHD等の認知が増えてきて、私自身も「自分がそうではないか」とようやく気づくようになりました。実際、メンタル科でWAISというテストで、各種IQの偏りが大きく見られました。

10年ほどメンタル通院して分かったこととをいくつかまとめます。

・薬は決して根治にならない(感覚過敏等は脳の器質なので、これらを鈍くすることはできない)
・誰かが解決してくれるわけではない(悪い意味ではなく周りに期待しすぎないこと、理解してもらおうと思うほうがしんどいだけです)
・自分の性質を知って、弱点を回避する仕組みを作ること
・自分の状態に敏感になること

とくに上の後半2点について書きます。

何年も経って最近ようやく「自分が躁状態であるな」とか「疲れすぎているな」と自覚することができるようになってきました。以前は自覚できてないこともありました。

次に、最も難しいのですが、躁転した時に「このまま動きすぎると壊れる」ということで、自分にブレーキを掛ける訓練をすることです。今それに取り組んでいます。頭というか心では行動し続けたいというモードになってしまうので、それを自覚した場合、最近は、キッチンタイマーで強制的に10分、何もしない。という訓練をしています。過活動状態のとき、何もしないことはとても難しいです。

私が「多動でない」と書いたのは、身体をソワソワ動かす貧乏ゆすりとか、じっと座ってられない、とかそういう行動は私には全く無いからです。ただ「何か作業をし始めると止まらない」という意味ではADHDのH(Hyper)が含まれると考えています。

以前は安易に医薬品の利用をしてきましたが、行動を自制しないで薬品に頼ると薬物依存状態になり、とてもしんどいということが分かったので、今はとにかく気をつけています。

何かの参考になれば幸いです。

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