外痔核と内痔核が両方ありましたが、レーザー手術を受けてよかったです。

数年前から「またなんか出てきた…イボ痔っていうんだろうな…」と自覚症状はありましたが、恥ずかしくて病院は受診せずにいました。
しかし、一度痔が出てきてしまうと長距離移動の時など痛みが辛く、月に１度は何かの拍子で出てきてしまうので、結婚を機に仕事を退職したのをきっかけに、通院を開始しました。

診断は「内痔核と外痔核がくっついている状態でかなり大きい。レーザーで切り落とすしかない。」ということでしたが、５万円以内で１泊２日の入院で可能ということだったので、手術を受けることに。
他の患者さんは医療保険の診断書を書いてもらっている方もいました。私は運悪く、保険に入り治したばかりで受け取ることができず残念でした。

入院前日に下剤を飲んで腸を空っぽにし、入院してすぐ昼間に手術。腰椎麻酔と安定剤で痛みもなく、気持ちがふわふわしてよくわからない状態で終わりました。手術時間は３０分くらいだったそうです。

その後、少し眠って２時間後には久しぶりの軽食を食べられましたが、年齢が若いと腰椎麻酔の副作用が起きる場合があるので、食事以外はとにかく動かずに寝ているように言われました。夜も、その翌朝もトイレに行く時はナースコールで看護師さんを呼ぶよう言われました。

翌日の診察では傷も体調も問題なく、１週間後にまた来るよう言われました。
しかし退院翌日から割れるような頭の痛みと吐き気が…寝転がると楽になりますが、１分立ち上がるだけでガンガンという頭痛と冷や汗で涙が出てくるほどでした。病院へ行くと、心配していた麻酔の副作用が出てしまっているとのこと。１週間もすれば楽になるので、それまではひたすら耐えるしかないと言われました。
点滴をすると少し症状が楽になると言われ、最初の５日間くらいは点滴に通いましたが、家に帰るとやはりダメで、起き上がるのはトイレに行く時くらいでした。

また、手術後１ヶ月は毎日健康な便を出すようにしないと、便秘も肛門に負担になるし、下痢も肛門が細くなってしまう原因だから、気をつけてくださいと言われたのが一番不安でした。もちろん整腸剤は出されましたが、かなり食生活には気をつけてました。しかし、踏ん張ると頭痛が悪化してフラフラしてくるので、手術そのものより術後１週間がとにかく辛かったです。

私の場合、手術から１週間たったその日にパタっと副作用の症状が消え、楽になりました。その後の検診でも傷は治り、肛門の状態も良いと言われ一安心でした。

予想外の苦しみはありましたが、その手術を受けてからはヒョコっとイボ痔が出てくることもないですし、その痛みに悩まされることもないので本当に楽になりました。もっと早く手術を受けてよかったなと。

しかし、痔は遺伝も関係しているらしく、癖にもなりやすいので油断は禁物とのこと。もし出産などを機にできてしまった場合は、麻酔科の医師に相談した上で治していきたいなと思いました。

若くても、女性でも、痔に悩まされてる人はたくさんいます。恥ずかしがらずに受診することが、快適な生活を送る第一歩だと思います。