胎児の脳に障害が出る甲状腺低下症が妊活前に発覚！好物の海藻類を断ちました。

妊娠すれども初期流産を繰り返す不育症を治療するために、日本医科大学付属病院へ。
婦人科での血液検査で異常な数値が発覚しました。
まずはこの数値を正常に戻さないと、不育症の治療を始められないとのこと。
日本医科大学付属病院内の内分泌外科を紹介してくださり、まずはそこで新たに検査を受けることに。

内分泌外科とは何ぞやと。
こちらでは甲状腺などの疾患の治療を行うところだそうです。喉を触診、血液検査、喉仏の辺りにエコーをかけるなど検査を受けました。
結果「甲状腺低下症」という何やら聞きなれない病気。
ちょうど喉仏の辺りにあるホルモンを分泌する甲状腺が、ちょっとおかしいようです。
ちょっと人よりも疲れやすいなどはあるものの、日常生活において特別な不便はない病気。
ところが妊娠、出産となれば話は別。
お腹の胎児の脳が正常に発達せず、出産できたとしても脳に障害のある赤ちゃんになると言われ、私顔面蒼白。
この甲状腺低下症が進むと橋本病になるみたいですが、今の数値では妊活しちゃダメ。

この甲状腺の数値を正常にしないことには、妊娠などさせられないということで、内分泌外科でさらに検査をすることになりました。
次の検査までの間、ネットで自分なりに「甲状腺低下症」を調べてみました。

「原因のひとつはヨードの過剰摂取によるもの」と目にしました。
ヨードとは昆布やヒジキなど海藻類に特に多く含まれる、人には欠かせない重要な栄養素とのこと。
ただ、日本人は海藻類を多く食べる食習慣のせいで、このヨードの過剰摂取と見られる人が他の国よりも多いらしいです。

私は無類の海藻好き。
味噌汁にワカメはもちろんのこと。
塩昆布、昆布茶、おしゃぶり昆布、海苔の佃煮、ヒジキの煮物などなど。
毎日欠かさず海藻類を食べていました。
出汁で取る昆布を少なめにし、代わりにカツオや煮干しをよく利かせた出汁で料理をするようにしました。
そして塩昆布や佃煮、煮物など「海藻をそのまま食べる」のを一切やめることに。

次の検査の日。
先生に無類の海藻好きで、海藻断ちしてきたことを告げ、改めて検査を受けました。
すると甲状腺の数値は正常化。
カルテに「塩昆布が大好物。海藻断ちで正常化」と書かれ、このまま海藻断ちを続けて、様子見することに。

2ヶ月ほど様子見して、内分泌外科の先生から「甲状腺、大丈夫そうなので、妊活OK」と妊活ゴーサインが出ました。
内分泌外科から婦人科へ戻り、不育症治療を受け無事出産に至りました。

ホルモンの異常分泌というので、病名を聞いた瞬間「妊娠には大した問題なさそう」と思っていたら、まさかの大事だったという。
妊活、赤ちゃんを望む方のために少しでもお役に立てたら幸いです。