発疹が出ず神経を直撃するヘルペスがある。時間が勝負です。

湿疹も出ず、自覚症状が少ないまま進行するヘルペスがあります。
私の診断書には帯状疱疹型ヘルペスと書いてありましたが、最後まで発疹は出ませんでした。

ヘルペスと言うと、
・みんな同じ病気で、発疹が出る
と思っていたのですが、全然違うのですね。
・病名が違い、症状も感染するウィルスもちがう→つまり、全く違う病気
なのだと初めて知りました。

私がかかったヘルペスは、自覚症状も発疹も出ず、見えないところで神経を攻撃して増殖していきました。

ウィルスは活性化しはじめると時間勝負になります。
でも、私は気になりながら５日も再診に行かず、悪化させました。

そして、再診２秒で緊急入院ということに。

少しでも気になることがあれば、迷わず受診してください。

経過

１．ただ微熱があり、片耳の後ろが少し痛む程度で通い慣れた近所の総合病院に行くと、一応耳なのでということで耳鼻科で初受診。医師も見つけられず、もう少し症状が出たら来てくださいと言われ、聴力検査などを受けて（検査結果は正常だった）帰宅。

２．５日後、痛みが悪化することもないが微熱が下がらない。他の音は普通に聞こえ、ただ一つ気づいたのはピアノの音が壊れたオルゴールのように聞こえて不安に思い、再診。

３．再診では、再診室に入り５分で奥からドクターの上司が出て来られて診察２秒で入院が決まり、車椅子にのって入院病棟に移動。１５分後に点滴開始。

　このときはじめて医師にしか見えない耳の奥にわずかな赤みがある程度。
　そのかわり顔面神経麻痺がみられました。

４．２クール（２週間）の入院（第１週は抗ウィルス剤＋ステロイド剤）を集中投与、２週目の後半でようやくどちらか一本がなくなりました。

　入院二日目から強い顔面神経麻痺が出ました。
　顔の片方半分が全く動きませんでした。
　
５．回復期　２週目の後半にようやく戻りはじめましたが、顔面麻痺ははっきりと残り、リハビリがはじまりました。
　　
　　・顔面体操と神経損傷を回復させる食事
　　・痛みを伴うリハビリに絶え、動かした筋肉と神経をケア
　
私の場合は、回復期に東洋医療と鍼治療を積極的に取り入れました。
痛みの後遺症は残りましたが、ありがたいことに顔面麻痺は回復できました。
　
ここにあげるのは、回復期にお世話になった内科クリニックと併設の鍼灸院です。