先生の指摘があり真剣に妊活。多嚢胞性卵巣症候群だけど妊娠、出産できました

28歳で結婚し2年経った30歳の頃、私も主人も子供はまだ少し先でいいと
思っていました。

仕事で責任あるポストをまかされていた私は、当時生理が来たり来なかったり
するのも見てみぬふりをして、仕事に打ち込んでいました。

しかし30歳の夏に生理が3ヶ月も来ていないことに気がつき、近くの婦人科を
受診しました。
妊娠希望ではなかったので基礎体温もつけていないし、３ヶ月生理が来ないのに
ほったらかしだった私は、ドクターに軽く叱られました。

そして衝撃的な一言に、頭の中が真っ白になりました。
「子宮が萎縮し閉経しかかってます。このままでは一生妊娠できなくなりますよ」

閉経？というのは50過ぎの母ぐらいの世代がなる筈。
30歳になったばかりで閉経なんて、あり得るの？
ドクターの言葉が追い討ちをかけます。
「いつか妊娠したいと思うなら、今すぐ治療と妊活を始めて下さい」
こうして思いがけない形で私の妊活が始まりました。

その日はまずホルモンの数値等の検査を行い、内診の結果、
多嚢胞性卵巣症候群と診断されました。
初めて聞く病名と「閉経しかけてる」という事実にショックで何も
言えませんでした。
自分の体のことや妊娠のことを甘く考えていたと、すごく後悔しました。

その日は人工的に生理を起こす薬(プラノバール)をもらい、
数日後生理がきたので受診。
自分の力では卵胞が育たないので、卵胞を育てる薬(クロミッド)を飲みました。

その後は卵胞が良きサイズになるまで内診に通い、タイミング指導を受けました。
そのクロミッド＋タイミングを3周期行いましたが、妊娠には至らず。

気持ちばかりがあせり、少しでも早く妊娠できるならと
不妊治療専門のクリニックに転院し、卵管造影検査とクロミッド＋タイミングを
1周期行い、妊娠、出産することができました。


婦人科を受診するまで、卵子の老化や年齢を重ねることによる妊娠しづらさなど、
何も知りませんでした。
多嚢胞性卵巣症候群について色々自分なりに調べましたが、原因が不明というのが
厄介なところです。

今後は生活習慣や運動不足を改善しつつ、２人目の妊娠を目指して行きたいと思います。
この病気に関わらず、生理不順や不正出血等何か気になることがある方は、
ご自分の体と未来を大切にしていただき、いち早く受診してもらいたいです。