過度の不安とストレスで心身症になったが、1ヶ月でほぼ完治。

妻が過度の不安とストレスで心身症を患った体験をレポートします。

原因として考えられる事は，高齢な両親の介護をする日々を送っていたところに，妻自身の体調不良により検査を受けた結果，緊急性は無いものの数ヶ月以内に開腹手術，生体検査が必要となった事。（生体検査の結果，悪性だった場合は，非常に深刻な状況となる可能性がありました。）
更に 夫である私も，同時期に病に掛かっているか否か，検査が必要な状況で，検査結果が悪ければ，やはり非常に深刻な状況となる可能性がありました。 それに加え，私は仕事の関係で，約２ヶ月に及ぶ長期の海外出張に出掛けておりました。

このような状況の中，妻は小学生の子供を抱え，日本の自宅で孤軍奮闘しておりましたが，ついに 不眠，下痢，及び 食欲不振の症状に苦しめられるようになりました。

市内の病院の心療内科で診察を受け，医師に悩みの全てを話したところ，驚いた事にその医師は妻に次の様に言ったそうです。
「年寄り二人を抱えて，更に旦那さんの検査結果も悪ければ 三人も介護，看病して行かなければならなくなって，そりゃぁ大変だ。 あなたも手術と検査受けなければいけないし･････。」と，人の不幸（悩み）を あざけ笑う様に･････。ざまぁ見ろ！と言わんばかりに････。

妻は医師のこれらの発言に 大きなショックを受け，病院を出た直後に，海外に居た私の携帯電話に泣きながら電話を掛けて来ました。

その癖，その医師は薬だけは 七種類もドッサリと処方したそうです。 その病院は，現代には珍しく院内処方でしたので，薬を大量に処方すれば その分 病院の売り上げを伸ばす事になる訳です。

妻は，「あんな先生の処方した薬は飲みたくない」という気持ちだったそうですが，大量の薬は自己負担額だけでも 6,000円を超えておりましたので，仕方なく飲んだそうです。
その結果，約１週間後には 下痢は大分治まり，食欲も戻って来ましたが，相変わらず
不眠には苦しめられておりました。
処方された薬の中には，精神安定剤や入眠剤も含まれておりましたが，深夜に目が覚めると極度の不安に襲われ，居ても経っても居られなくなる状態が毎晩続いておりました。
処方された薬は全部終わりましたが，妻は二度とあの医師に診て貰うのは嫌だったので，市内の別の行院の精神科を受診し，全てをお話したところ，消化器（下痢や食欲不振）の薬は弱いものに変更し，入眠剤と精神安定剤はより強いものに変更していただけ，その薬を服用したところ，不眠や夜中に不安になる症状も治まってきました。

その後，何度かその病院へ行き 薬を処方して頂きましたが，発病から約１ヵ月後には症状が非常に軽減されておりました。

その後，妻は開腹手術を受け，良性であった事が判明，私の検査結果は深刻な状況でないことが判明し，妻の心身症は完治しました。