仕事が立て込んでおり、帰宅は毎晩遅く。切迫早産で緊急入院となりました。

不妊検査→自然妊娠→切迫流産→自宅安静→安定期→切迫早産→緊急入院となりました。妊娠26w3d。定期検診での内診で「…あら、これは…入院ですね」と。まさに青天の霹靂。体調も悪くないと思っていたので安易に受け止め「じゃあ今日帰って準備してくるので、終末とかからですか？」などど言うと「いやいや、今日、今、この瞬間からですよ。もう歩いちゃダメです。車椅子用意しますんで」となり、あれよあれよと言う間に病室まで運ばれました。

原因は子宮頸管が短くなっていたこと。通常4cmほどなければならない景観が約2cmと半分になっていました。「よくお腹が張ってませんでしたか？」と点滴を準備しながら看護師さん。「お腹が張るって、どういう状態ですか？」「今みたいにお腹が固くなっている状態ですよ」「ああ、この状態が普通だと思ってました」「うん、普通じゃないですね」などと言いながらウテメリンMAXの点滴開始。この瞬間から約1ヶ月半に渡る入院生活がスタートしました。

入院中はお手洗いと洗面以外は歩行禁止。どうしても移動が必要な場合は車椅子を準備してもらいました。基本、ベッドの上で絶対安静。私はタブレットPCや資格の問題集などを持ち込み、勉強しまくっていたので退屈だとは思いませんでした。横になることをすすめられましたが、多くの時間は座っていました。それで頸管が更に短くなることがなかったので、怒られはしませんでした。

入院中、何よりも良かったのは病院食です。完璧な栄養管理がなされているので安心して完食しました。動いていないのに太ることはなく、適度な体重をキープできました。さすがプロ。

苦痛だったのは、やはり点滴です。注射が好きな私は、針を刺すのは全く問題ないのですが、肌が弱いせいもあって「痒み」に悩まされました。退院後、点滴を抜いて1ヶ月以上経った今も血管炎のあとが腕に残っています。友人たちには「お腹が出てなかったら120％職質される腕」と称されています。

入院当初は36wに入るまで入院という予定でしたが、主治医のはからいで32wでNICUのある病院へ転院し、外来となりました。その後、36wまでもったので、元の病院へと出戻りました。

切迫流産の時と同じく、今回もお腹の赤ちゃんが「おかん、ええかげんにせんと」とストップをかけてくれたような。実際、やはり入院前は仕事が立て込んでおり、冷静に思い返せば異常な状態であったと思います。妊娠しているのに毎晩遅く帰ってくる私を旦那は叱り、夫婦仲もよろしくない状態でした。入院生活は窮屈ではありましたが、あれほど自分のために時間を使えたのは久々で、とても多くのことを学べました。本当に親バカですが、孝行なこの子が救ってくれての切迫早産だったのだと思います。