5年以上悩まされている蕁麻疹。オロパタジンとガスターで改善されてきた。

2013年の1月、会社で猛烈なストレスを感じていた頃の寒い日、仕事を終えて家に帰ってカバンを置いたら突然全身に痒みが走りました。
太ももやふくらはぎ、肩の後ろ側が痒く搔きむしりました。すると、みるみるうちに掻いたところが真っ赤にミミズ腫れになり、痒みがどんどん広がって、脇腹やヘソの下など、ほとんど全身痒くなりました。
風呂に入って体を洗ってもも保冷剤で冷やしてもなかなか痒みは治りませんでした。腫れは時間が経つと赤みが消え、そのあとで腫れが消えていきました。

発症する頻度がだんだん増え、毎日顔以外のほとんど全身の痒みに悩まされました。特に手足の指先の痒みなどは耐え難いものがありました。
アレグラなどの市販薬を買ってみましたが効果なく、皮膚科にも何軒か通って色々なアレルギーの薬を試しましたが、効果は全く感じられませんでした。
また、蕁麻疹の原因もわからず、どの医師からも蕁麻疹の原因はこれといったものを特定するのは難しいと言われ、絶望的な気持ちになっていました。
アレルギー検査をし、食べ物から植物まで様々な項目で検査しましたが、どれも該当しませんでした。
寒冷蕁麻疹や機械的蕁麻疹など色々調べましたが、私の蕁麻疹は出始めの頃から考えてストレスからくるものだと感じていたので、その根本がなくならない限りはこれが毎日ずっと続くんだろうと考えました。そうやって治らないストレスがまた蓄積し、悪循環だったと思います。

半ば諦めた気持ちの中、いつも通っている皮膚科に蕁麻疹で3年ほど通ったある日、医師から違う薬を提案されました。
ところで私の場合は、いつのまにか蕁麻疹が出るタイミングがわかるようになっていました。身体がチクチク痒い気がして、試しにどこか掻いてみるとやっぱりミミズ腫れになりました。前兆があるのに先回りして痒みを抑えられる薬に出会えず、出たら外用薬で抑え込む毎日でした。この時一番効果を感じていたのはどの飲み薬よりも塗り薬のオイラックスでした。

そんなときに医師から提案された違う薬というのが、オロパタジンとガスターの合わせ技です。説明の詳細は素人にはよくわかりませんでしたが、なんやかんやその薬同士が助け合って作用してくれるような話に聞こえました。
もはや試すものがなくなったくらい通院したと思っていたので、なぜ今新しい薬？と半信半疑でしたが処方を受けました。

結果としては、3年悩まされていた蕁麻疹に、驚くほど効果がありました。毎日のことだったのに、初めて蕁麻疹が出ない日があるようになって、本当に嬉しかったのを覚えています。と同時に、なぜもっと早く処方してくれなかったのか...と少し苛立ちましたが、慢性的になってきたからこそ処方されたのかなと、思い直しました。

5年以上患っている今も、完治こそしていませんが、頓服薬のように飲んでいて、出そうな時に飲むと出ないし、ミミズ腫れになってしまってから飲んでもあっという間に痒みがなくなっていきます。頻度は当初より明らかに減っていて、毎日発症して毎日飲んでいたものが、1週間に1回〜2回飲む程度にまで良くなっています。私の中では革命が起きたような驚きです。

私の場合、そもそもの原因や、なぜ顔や首にだけは出ないのかという疑問は残りますが、少なくとも改善されてきていることは確かです。