１ヶ月前に人間ドックを受けたばかりなのに、突然の虫垂炎でまさかの緊急手術！！ (写真あり)

去年の７月の終わりに虫垂炎の緊急手術をすることになった時の話です。
その年は、６月の終わりに市内の総合病院で人間ドックを受けていて、その時は異常なかっただけに、ビックリでした。

ここ最近、体調がすぐれないことが多かった私。
寝ても疲れが取れないことが多かった。
年齢のせい！？ハードな仕事のせいかなあとも思っていた。

夜中、仰向けになり、腸もみのマッサージをよくしていた。
おへその周りを押すと、痛みがあることが多かった。
右側に多い。右上、右横、右下など。
背中の後ろ（腰のあたり）も痛いことが多かった。

その日は、特に、夕方頃からトイレが近くなり、違和感を感じた。
もともと頻尿なのだが、それにしても、さっきトイレにいったばかりなのに、また尿意を催してしまうといった感じ。
３０分に1回は行きたくなった。
何か変だなあと思いつつ、仕事を続けていた。

１８時頃、いつものように仕事を終えて帰宅。
念のために、熱を計ってみると、微熱。
37度4～6程度。（平熱は36.8度くらい）

その後、夕食を１８時半頃に食べた。
１９時頃から、胃の不快感を覚え、胃のあたりがチクチクと痛み始めた。
週末だったため、疲れがたまっているのかなあと思い、しばらく横になり、様子を見ることにした。

夜になっても、なかなか、症状が治まらず、とりあえず、手持ちのブスコパンを飲んで様子をみた。（２１：００頃）。

早く休もうといつもより早めに就寝したが、チクチクとしたいたみのせいで、眠れず、幾度となく痛くない体制を変えたが、変化なし。
嫌な予感がしました。


夜も遅いので、とりあえず、明日の朝に受診するかと思い自宅で過ごすことに決めた。
痛みには強い方だが、それにしてもチクチクと痛むので、ネットで胃の痛みを和らげるツボを検索。
手のツボなどを押しながら様子を見る。

結局、ほぼ眠ることなく次の日の朝を迎えた。
かかりつけの内科を受診。（８時半頃）

昨日からの様子を伝え診察を受けた。
聴診やお腹の触診などをしてもらった。

もしかしたら、虫垂炎の可能性があるから、血液検査をしてみましょうと言われた。
血液検査の結果、CRP反応がちょっと高かったので、今から総合病院に紹介状を書くので、行ってみてと言われました。


紹介状を書いてもらう間、痛み止めの注射を打ってもらった。
２０分くらいたったが、症状は変わらず痛かった。

１０時半頃に熊本総合病院を受診した。
外科を受診。
紹介状に沿っての問診があった。
その後、採血をした。
また、腹部エコーをした。

その結果、急性の虫垂炎だね！と言われ、どうする？と言われました。（１２時半頃）
手術するか、薬で様子を見るか選択してくださいと言われ、戸惑った。

手術だと内視鏡になり、数日入院になる。
仕事のこともあるので、術後どれくらいで退院できるか尋ねた。
早い人は、２～３日と言われた。
薬で様子を見てもいいとも言われた。でもまた、痛みが出ることもあるといわれた。

結局、手術か薬かは、自分で決めることになる。
手術を選択。
いつ、手術になるのかと尋ねたら、今日とのこと！
またまたビックリだった。
手術のための書類を書く。

夏休みに入ったばかり。
娘たちも小学生だし、旦那は出張といった具合だった。

実家の父と連絡がついたので、手術することになったことを告げ、入院準備をするためいったん家に帰り（12時半）、娘たちにそのことを伝え、すぐに病院に戻って、手術のための前処置をすることになった。（14時）


若手の医師から、手術の簡単な説明があった。（5分程度）
3か所穴をお腹に開けて手術をする旨を口頭と図で説明を受けた後、同意書にサイン。

剃毛の処置とおへそ周りの洗浄などを看護師から受ける。
それから、手術前の点滴。

手術予定は、１７時だったが、少し遅れて１８時になった。
全身麻酔による内視鏡手術だった。

手術前に、今日、手術をするスタッフの紹介などがあった。
手術室に入った状態。
麻酔科の先生は、私を知っている人だったので、ビックリだった。

それから、手術。
目が覚めたのは、２０時頃だった。

目が覚めた時、息を吸おうとしたけど、うまく吸えずビックリしたが、チュウブなどを抜かれると息ができるようになった。

麻酔のせいか、体が自分の思う動きとは別にビクビクと震えけいれんのような不随意運動をおこした。
特に左側。
１０～１５分ほどそのような感じだったがその後、おさまる。

個室に移された。
T字帯、腹帯などをつけていた。そして、導尿もしていた。
着圧ソックスをはかされた。

当日は、蕁麻疹がひどく、発熱もした。
３８～９度台。
そのため、解熱剤や、かゆみ止めの軟膏を処方してもらった。

次の日も、まだ熱は３７．６、蕁麻疹もひどかった。
でも、なるべく体を動かすように言われた。

導尿をはずされた。
初めてトイレに行くときは、危ないので必ず声をかけるように言われた。

そういわれたにも関わらず、めんどくさいし、起き上がれそうだったので、一人でいくことにした。
トイレに行くまでは良かったが、入って座った後、急に気分が悪くなり、しまったと思った。

個室だったので、すぐそばにベットもあるので、何とか自力で戻り横になる。
やはり、吐き気と頭痛がひどかった。

２日くらい、そのような状態が続いた。
熱が下がってくると、蕁麻疹もひいてきた。
頭痛や頭のふらつき、吐き気もおさまってきた。
麻酔の副作用で、そのような症状が出るといわれた。
私は、薬などによるアレルギーもあるため、色々難しい部分があるようだ。
（バファリン、ロキソニン、クラリスなどで、蕁麻疹がでる）

食事などは、初日から普通食がでた。
私は、アレルギーがあるため、除去食をしてもらっている。（小麦）

病衣を貸し出してもらった。１日５０円。

内視鏡手術は、痛み等、体に負担が少ないというけれど、私は結構、痛みはあると思うし、とにかく、お腹が変な感じがして、たまらなかった。
お腹が、ポコポコいう。
ねじれているのかな。
どうも、腸が元の位置に戻ろうとしているらしい。
おならも出るなら、大丈夫とのこと。

でも、このへんなお腹のポコポコ感が退院日になっても収まらなかった。

術後１日目、腹部のレントゲン写真を撮られた。
病室内で撮ってもらえるのでよかった。
異常なし。

毎日、医師の診察があった。
シャワーも術後、翌日から可能だった。
私は、１日目は、動けなかったので、２日目からシャワーにした。

日に日に動けるようになったが、寝返りなど打つと、お腹が痛いので、かなりしんどかった。
少し、動いた方がいいということで、中庭散歩にでかける。
１０分程度。
でも、しんどかった。


蕁麻疹のこともあったので、同じ病院の皮膚科を受診した。
薬処方してもらった。（アレグラ）

そんなこんなで、あまり調子もよくはなかったが、退院前の血液検査とエコーに問題がなかったため、退院計画が出される。

娘の童話発表会があるので、外出許可を出してもらうか、退院かとお願いしたら、
退院でも大丈夫でしょうということで、退院することになった。
入院期間は５日。（通常は７日程と予定表には書いてあった）

術後、１か月後受診するように言われた。

受診では、問診のみ。
触診など傷口をみられることもなかった。
私的には、ちょっと不満な感じはあるが、こんなものなのだろう・・。
それなら、電話の聞き取りだけでもいいのでは、とも思った。

術後は、数か月間違和感があり、普段通りに生活できるようになるまで、数か月はかかった。
私の場合特に、運動系の仕事だったので、走ったりすることは、１～２か月は難しかった。

それから、術後２か月くらいたった後、念のため、大腸の検査を受けた。
全く問題なしだった。

今は、まあ、調子は良好である。
傷口は、１か所はあまり目立たず、下腹部１か所は少し傷が目立ち、お腹を引っ込めると傷口も引っ込む。へその部分の傷口は目立たない。


なお、手術や麻酔に使った薬。
手術後の服薬や投薬などについて、上に記したが、名称等がないものもあったため、写真で別添する。

血液検査項目も多岐にわたるため、写真で掲載している。


なお、入院に係る費用は、１６～７万円程度。
個室２日（１日５０００円、食事代、病衣台含む
保険に加入していたので、大方賄えたものの、内視鏡術は意外と高額である。