Caloo(カルー) - 二人目を反復流産、不育症との診断。 : 病気体験レポート
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二人目を反復流産、不育症との診断。

ムコダ=イン  (40歳代・女性)

オススメ: 141views 2017年12月09日投稿 0votes 0comments

23歳の時に結婚、翌年に第一子を妊娠・出産しました。

この時は、初期に軽い出血があり切迫流産の診断を受けたものの心拍が確認されてからは順調で出産までなにもなく、普通分娩で出産しました。
なので、自分の体に異常があるなど思いもしませんでした。

2年後、第二子を妊娠。妊娠に気づいたときから出血があり、胎嚢は確認できた心拍は見えないまま流産。
そして半年後に再び妊娠。安静に過ごしていましたが、やはり心拍が確認できずに5wで流産。
この時初めて不育症を疑われて、大学病院を紹介されました。

大学病院では、
1.母体の異常
2.夫との相性(遺伝子や血液などの不適合)
3.精子側の異常
、、、、が可能性としてあると説明をうけました。

★一回目の受診
出産経験のない不育(不妊)の場合は、卵管造影検査の必要もあると言われましたが、私の場合は出産経験がるので必要がないとの診断で、主人の血液検査と私の血液検査をしました。
これで異常がない時は、精子に問題があるかも知れないから精子採取すると言われました。
検査費用は実費で15000円程でした。

★二回目の受診
検査の結果、問題は私の血液が問題でした。
血液を固まらせる作用が強く妊娠した時に、へその緒に血栓を作り血流を止めてしまうため赤ちゃんが成長せず、流産してしまうそうです。
病名は、抗リン脂質抗体症候群

私の場合はボーダーラインぎりぎりの数字であるため、すぐの治療は必要なく妊娠した時にすぐに投薬を始めれば大丈夫とのことでした。

★三回目の受診
検査結果を聞いた翌週、なんと妊娠。検査薬で陽性がでたその日に病院へ行きました。
血液凝固をふせぐため、アスピリンの服用とヘパリン注射が開始されました。

注射は保険外で自己負担。3週間分で1万ちょっとでした。

★入院
ヘパリンは毎日注射する必要があるため、自己注射を進められ注射の練習をかねた管理入院をすることに。
5日間の予定で、病気での入院ではないため実費だと言われました。
私の場合は途中で出血が見られ、管理入院から切迫流産の入院に切り替わった為保険適応でした。

★自己注射
注射は太ももや二の腕、お腹などの肉がありやわらかい部分の方が痛くないと指導をうけ(太い血管も避けられるため)注射針の取り扱い方、薬の投与の仕方などを習い、入院当日から自分で注射を開始しました。
朝晩の二回の注射で、青あざだらけになりました。妊娠後期ではお腹が一番打ちやすかったものの同じところに注射を続けていると皮膚が固くなり苦労しました。
また血液をサラサラにするため、出血がなかなか止まらず一時間ほど止血で圧迫している事もありました。

注射は出産する当日まで続きました。

★血小板減少症
妊娠8か月の時ヘパリンの影響で血小板が少なくなり診断を受けました。
重篤ではないため、ヘパリンはそのまま投与続行しました。
この頃、アスピリンの服用はなくなりました。

★出産のための管理入院
10か月、胎児の安全のため管理入院となりました。
場合によっては帝王切開になると説明を受け、出産当日陣痛の途中で胎児心拍低下で緊急帝王切開に切り替わりました。

★その後
この時の子供は8歳に。
そのあと第三子も出産しました

私の場合は血液検査で流産要因が見つかったため、無事に妊娠継続することができました。

第一子を出産しているため、流産を二度経験しても「疲れていたから」「仕事を続けていたせい」と病気だと思いもせずにいました。幸い、流産手術でお世話になった産婦人科の先生が不育症に詳しく、大学病院を紹介してくれたので早い段階で病気が見つかりました。
出費はかなりありましたが、流産が続いたときは大きな病院で検査してもらったほうがいいと思います。

流産は心も体も負担が大きいです。たくさんの方に不育症を知っていただいて、適切な治療を受けて悲しみから回復していただきたいです。

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