病院口コミ検索カルー - 切迫早産で2か月の入院生活。精神的にとてもつらかったです。 (写真あり) : 病気体験レポート
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切迫早産で2か月の入院生活。精神的にとてもつらかったです。 (写真あり)

ダメ母  (50歳代・女性)

7,877views 2017年11月05日投稿 10votes 0comments
病気切迫流産切迫早産
病院JA北海道厚生連 帯広厚生病院
製薬マイスリー錠10mg、ウテメリン注50mg

妊娠13週で出血があり、切迫流産と診察されてウテメリンを処方されていましたが、その後は何事もなく順調でした。ところが妊娠22週の定期健診で久しぶりに内診したところ、子宮頚管長が22mmとなっていて切迫早産と診断されました。

私の通っていた病院は子宮頚管長が24mmを切ったら入院という基準があり、入院と言われましたが、入院だけは嫌だと自宅安静へ。その後は仕事を休み、毎週子宮頚管長を測りに通院することになりました。家で安静にしていましたが、27週で子宮頚管長が15mmを切り、その後35週まで入院することになりました。安静にしながら2か月ちょっとの入院は精神的にかなりの苦痛でした。

最初の二週間はウテメリンを服薬しながらひたすら安静にすること。一日の楽しみは赤ちゃんの心音を聞くことと、NSTをすることだけ。でもそれは朝の巡回で1時間もせずにすぐに終わってしまいます。その後はお昼ご飯までの長い時間を持て余し、ご飯後の夕ご飯までの長い時間を持て余し、翌日までの長い長い夜を持て余し…。夫は毎日仕事が終わった後にお見舞いに来てくれましたが、それでもいるのは夜の2時間ほど。とにかく時間があるのに何もする気になれずに時間が過ぎるのを待つのが本当に辛かった。

私の入院していた病院では、切迫での入院でもベッドの上に起き上がって座っていてもOKで、トイレも自分で自由に行けたし、お風呂も一日一回OKで割と緩い状態でしたが、それでも精神的なストレスは半端なく、閉じ込められている感が抜けなかったです。

ストレスがかかったせいか、二週間後には子宮頚管長が7mmになり、おなかの張りも強くなってとうとう24時間点滴になりました。点滴はウテメリン2A30ml。今まで錠剤でウテメリンを服薬していましたが、点滴になって急に副作用がひどくなり、体は一気に熱くなって、動機が激しくなって、吐き気もきて一睡もできない体になりました。

副作用がひどくなったことでますますストレスがたまり、毎日何もなくても涙が出るようになりました。病室でもよく泣いていたし、早く退院したいとそればかり。どうしようもなくなってきて主治医に相談したところ、「退院は無理だけど・・・」と点滴の量を2A20mlへその場で変更し、翌日には2A10mlにしてくれることになりました。濃度はかなり低くなりました。

それでもやはり眠れず、マイスリーという睡眠導入剤が10mg処方されました。これでなんとか夜は眠れるようになりました。マイスリーは退院するまでずっと毎日飲み続けました。生まれた子には何も影響はありませんでしたが、最初のうちはこの薬の成分が少し作用して眠りやすい子が生まれるかもしれないと言われていました。

また、24時間点滴を何週間もしていたため、血管が細くなって腕には沢山あざが出来、両腕とも挿す場所がなくなって手のひらから針を入れたりもしました。寝ている時にも点滴が漏れたりすると警告アラームが鳴ってますます眠れなかったり…。

主治医からは正期産の37週を見据えるのではなく、一週一週積み重ねていきましょうと言われていましたが、入院生活は本当に辛く、途中で個室に移りましたが、それでも退院するまでずっと精神的に苦痛でした。点滴は32週で外れましたが、35週まで退院できずにもう早く産んで退院したいとか、脱走してどこかに行ってしまおうかと毎日毎日考えていました。

そんな時、早産になってしまって脳性麻痺になってしまった赤ちゃんが病棟内で生まれました。一生普通の生活を送ることはできないと聞き、恐ろしくなりました。私ももしかしたら早産になってしまったら、何か障害のある子を持つことになるかも。とそんなときでも私は自分のことを中心にしか考えられませんでした。でもふと思ったのです。そうなったら私は一生障害のある子の面倒をみなくてはならないと。自分のことが中心だった私は、自分が苦労するのが嫌だという理由できちんとお腹の中の子が育つまでは我慢しようと初めて思えました。そして脱走を考えることもなくなりました。

それから初めて退屈な入院生活の中で、暇つぶしをしながら過ごすことに目を向けることができました。それまではスマホでネット検索ばかりしていましたが、生まれてくる子の名前を考えたり、本を読んだり、DVDをレンタルして一日中見たりしていました。35週になり、ようやく退院しましたが、結局予定日を過ぎても生まれることなく、陣痛促進剤を使って出産することになりました。

精神的にすごく辛い2か月の入院でした。こんなに辛い入院になるなら自宅安静の時にトイレ以外は起き上がらないくらいの生活をすればよかったです。自宅安静になっても、自覚症状が何もなかったので簡単なご飯支度をしたり、食器を洗ったりしてしまっていました。そして子宮頸管が短くなったのは、仕事で頑張りすぎていたこともあったかもしれないと思います。立ち仕事の上に重たいものを持ったり結構していました。一人目ということもあって、あまりお腹の張りの感覚わからなかったりしたので、少しお腹がキューッとするなと思っても休むことなく働いたりしていました。それが良くなかったと思われます。

現在妊娠中の方も切迫での入院は本当に精神的に辛いので、安静を言い渡されたら一日中横になっているくらいの状態で頑張って下さい。

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    5.0 さな 県民健康プラザ鹿屋医療センター(鹿児島県 鹿屋市)
  • 個人病院から重度の切迫流産ということで救急車でこちらへ搬送されました。約半年(産まれるまで)の入院と
    5.0 らべんだーちゃん。 自治医科大学附属病院(栃木県 下野市)
  • 他の病院から救急搬送されて入院しました。切迫早産で、こちらで出産しました。息子は33週と早く産まれ、
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  • 先生だけでなく看護師さんや受付の方、お掃除の方、とにかく接する方皆さんとても優しいです。 切迫早産
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  • 2人目で、33w深夜大量出血があり、切迫早産の疑い。 元の病院では35w未満では産めないため、救急
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