まさか⁉︎の2度目の乳ガンで手術を受けました ②手術当日 (写真あり)

手術当日は朝から禁飲禁食ですが、少量の水で喘息やアレルギーの持病の薬を6時に飲みました。
術前の検査で喘息の発作などは全く出ておりませんでした。
今回は2度目の乳がんという事と、3度目の胸腺腫の大手術の経験もありましたので、不安や緊張感はありませんでした。朝10時に術着への着替えと右腕に抗生剤とネオフィリン1/2アンプル、食事がわりの点滴開始。なかなか麻酔用の針は太くて長く入りにくい為、看護師さん達が苦労していました。手術室に入り麻酔が掛かった後に、点滴は脚に刺し変えられるとの事でした。
やっと点滴も入り、家族も揃い始めました。
午後1時から 執刀する主治医の関根先生に 私と家族が説明を受けました。手術は乳がんステージ1乳房温存、前回同様に乳輪から切り乳がんの部分の乳腺ごと摘出、リンパ節に転移はないが、念の為センチネル清正を行うこと。手術時間は約2時間から2時間半。麻酔は全身麻酔、術後は放射線治療と抗ガン剤は無しだが 乳ガンのタイプでホルモン療法の可能性がある事、生理は止まる可能性があるとの事等手術にまつわる事の説明でした。また持病の喘息の為、術中はネオフィリンやステロイドの点滴が入る場合がある事も仰いました。
私は手術に了承しサインしました。
その後一旦病室に戻り、部屋から手術用の荷物を持っていただいた看護師さんと家族と歩いて手術室に入りました。
さすがに4度目の手術でも歩いて手術室に入った事はなく、ドアが開くと家族と手を振り合い、緊張感もありドキドキが止まりませんでした。
始まりが10分程押してしまった事もあるのか、他2名の担当医と麻酔医、手術室看護師が忙しく立ち回っている中手術台に乗り体に心電図の機材や膝上のタイツやフットマッサージャーなどがつけられました。
次は点滴に麻酔を入れますと麻酔医の声があり、その後酸素マスクに麻酔のガスが出ているものを顔にあてがわれ、「うっ、く、臭い」と思っている間に麻酔が掛かりました。次に意識が回復した時は手術が終わって「手術無事に終わりましたよ」と言う声と「お部屋に戻るベッドに乗せ替えますよ」と言う声でした。私は「今何時ですが？」と聞きましたら、「5時ですよ」と言われました。
麻酔の覚めが良くないのか頭がふらふらする様な気持ち悪い感覚がありましたが、眠らず起きて家族と話していました。そこへ1人の主治医がいらして、手術は順調でしたが脂肪が多い為 止血に手間取った事、止血に薬を使用した事、その薬はHIVなどの影響の心配が無いものだと言う説明を再度受けました。手術室を出る際に鼻からの気道確保のチューブは既に外されており、前回より楽な印象がありましたが、一晩中口の渇きが癒えず、看護師さんに口の中の洗浄(湿らす程度の)をしていただきましたら楽でした。
まだ水分摂取も許可されていない為水ものめず、お腹も空いてしまい、我慢の夜でした。
患部の痛みはシクシクした痛みと時々ツカツカする痛みで比較的軽いですが、ドレーンチューブが傷口近くにあり、それが痛みを感じ易かったです。
1番痛みを感じるのは寝てる体勢から起き上がった時です。
寝ている状態に慣れた後に起き上がるので、重力が乳房に掛かり傷が引っ張られる感覚があります。また寝返りで仰向けから横向き寝にする場合も同様でした。
手術台が硬くて腰が痛くなった私は湿布と座薬を入れてもらいました。
その後12時頃に眠りに着くまでは、隣で寝ている付き添いの夫がグーグー寝ている様を見て気楽だなと思ったり、Instagramで画像を見たりする余裕がありました。
手術で取り除いた乳ガン患部は家族に写真に収めてもらい、すぐに検査に出して1ミリ毎にスライスして検査を受けると前回同様に説明を受けておりました。