４５歳の時に突然の顔面神経麻痺で顔の左半分が動かなくなりました。

ある日、顔の左半分すべてが動かなくなる顔面神経麻痺状態になりました。
原因は不明で、突然なるのが特徴の[ベル麻痺]でした。

症状はとにかく顔の左半分すべてが動かせなくなります。
左が動かないので喋るのも変な感じで、鏡を見ると顔を歪めて喋っるようになります。
他には、よだれをとにかく垂らすので、よだれでびしょびしょに濡れます。
イメージ的には犬みたいな感じでよだれを常に垂らします。
食事するのも、麻痺がない右でしないと、口から食べ物がポロポロ落ちてきます。
味噌汁などの汁物や飲料水は一番要注意です、左の口が常に空いている状態なので、口いっぱいに飲み物を含むと勝手に流れ落ちてきます。

麻痺している方の目も完全に閉じないので最初のうちは寝るのも苦労します。
電気を消して目につかないくらいの眼帯をして寝ていました。
目を開けて寝ることになるので、就寝中に目にバイキン菌が入りやすいです。

私の場合は病院の検査で重症ではなかったので、薬で治療を選択しました。

毎日飲んだ薬は　ステロイドで炎症を抑える。　ビタミン剤（メチコバール）で正常な神経再生促進することでした。

治療後6か月で8割位麻痺が軽減し、10か月くらいで元通りに近いまで回復し1年2か月くらいで完治しました。
再発はしませんでした。

麻痺が発症してから治るまでの間、歪んだ顔を見せるのは精神的なストレスがあるのでマスクやサングラスは欠かせません。