ストレス由来の過食症と向き合い、カウンセリングなどにより快方に向かっている妻

私の妻はもうずいぶん長いこと、ストレス由来の過食症を患っており、心療内科にも通いながら服薬とカウンセリング治療を続けています。様々な要因から来るストレスにより、過食に陥り、過食した分、今度は太りたくないという気持ちから摂取した食事を全て嘔吐するといったことを続けているのですから、精神的にも肉体的にもよいわけはありません。

当然、これは、はたから見れば非常に不毛な行為のように思えます。例えれば、一度、地面に掘った穴を掘った後にもう一度、土で埋めるといった作業を繰り返しているようなものですから、精神的な負担は計り知れません。とはいえ、一朝一夕に過食症が治るわけもなく、完全に治すのはなかなか難しいというのも事実です。原因が心因的なものである以上、うまくこの症状と付き合いながら、少しずつ治していく以外にありません。もちろん、家族の理解も必要になります。無理に過食をやめるように押し付けたりすることも勿論、良くないですし、症状自体のメカニズムを理解し、長い目で見守ってあげることが肝心です。

幸い、私の妻もゆっくりと治療を続けて以前に較べればだいぶ良くなってきました。過食が極端に続くことも回数が減り、上手に付き合っていく方法をお医者さんと二人三脚で学んだようです。無理せず、ゆっくりとこれが過食症と付き合う重要なキーワードなのかもしれません。