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虫歯治療でキシロカイン系の局所麻酔を歯茎に打ったらショック状態に

sannji  (50歳代・女性)

オススメ:★★★ 1,797views 2017年05月24日投稿 25votes 0comments

子供のころから、歯医者に通って長年、麻酔が必要な時は、一般的に使用されている局所麻酔のキシロカイン系の麻酔で治療を受け、全く問題がありませんでした。

それが、30歳前後の頃から、虫歯治療で、キシロカイン系の麻酔を歯茎に打つと気分が悪くなり動悸が激しくなったりすることが頻繁におこるようになりました。

症状がでて2年くらいした時、1年ぶりくらいに、歯医者に行き、虫歯を削るために痛み止めのため、キシロカイン系の麻酔を打ったところ、心臓がぎゅーっとつぶされるように痛くなり、呼吸ができなくなって、瞬きもできず、エビのように、身体が無意識にバタバタとくの字のように曲り痙攣がおきました。

すぐに、救急車を呼んでもらい、ICUへ移送。

意識はあるのに、話すことも、身体を動かすことも、目をつぶることもできず、痙攣と心臓の痛み、呼吸困難が1時間以上続きました。
緊急処置で、点滴など(目がまっすぐしかみえてなく、細かい処置は記憶がありません)していただき、数時間後、ようやく落ち着きました。

いっときは、心臓が止まりそうになって、「ああ、私って、虫歯の治療なんかで死んでしまうんだ」と、なさけないというか、突然、考えてもなかった、想定外のショック状態に、茫然となってしまいました。

数日、ICUで治療をうけ、動悸や痙攣などもなくなって、無事退院できました。

しかし、この頃から、キシロカインだけではなく、フロモックスをはじめ多くの抗生物質や、ビタミン剤でも、アレルギーの発疹や蕁麻疹がいろいろでるようになりました。

お医者さんの話では、はっきり原因が分からないが体調が年齢とともに変化し、突然、さまざまなものにアレルギーがではじめたのではということでした。
それと同時に、免疫が低下する内科の病気も少しづつ進行していきました。

何がきっかけで、キシロカイン系の麻酔が、命を落とすくらい危険なアナフィラキシーショックがでるようになったのか、いまだわかりません。

その後、医大で、麻酔のアレルギーをいろいろ調べてもらいましたが、使用できる局所麻酔は、ごくかぎられていて、一般の歯医者では置いていないところが多く、虫歯になっても、まず、私に使用可能な麻酔があるかどうかを聞いてから、そこから歯医者を調べないといけなくなりました。

大学病院では、もちろん適合する麻酔はありますが、歯科専門の大学病院でないかぎりは、普通の医大は、虫歯治療は専門ではなく、予約もなかなかとれない(口腔外科の治療がメインなので)ため、たくさんの歯医者さんを探さないといけない現状です。

胃カメラの飲むときも、一般的に、痛みや違和感を和らげるために、胃カメラの先に、キシロカインを塗るそうなのですが、私は、それができないため、胃カメラが本当に辛く地獄です。

そばなどの食事でも、アナフィラキシーショックを起こす方がおられますが、この病気は、命を突然奪う危険な病気なので、本当に恐ろしいです。

様々な一般薬や病院からの処方薬でも、アナフィラキシーショックが起きる場合があります。

薬などで、湿疹や、赤い斑点、痒み、蕁麻疹などがでたら、アレルギー専門の外来で、一度、しっかり、何に対してどれだけアレルギーがあるかを調べてもらったほうがいいです。

また、年齢や体調で、何に対してアレルギーがあるのか変わっていくので、定期的に調べてもらうことをおすすめします。

私は、食べ物や薬など、アレルギーが、年齢とともにどんどん増えてきていて、朝昼晩と、アレルギーをおさえる薬を毎日飲んでます。

とはいっても、これを飲んだからといって、キシロカインは、二度と使用できません。
一度、アナフィラキシーショックがおきたら、その原因物質は、次は、死ぬ可能性もあるからです。

歯医者さんで、麻酔で気分が悪くなったら、遠慮は絶対しないで、止めてもらい、大学病院や、アレルギー専門外来で、その麻酔が身体にあっているかどうか調べてもらうことを強くおすすめします。

キシロカインでのアナフィラキシーショックは、過去にも症例があるようですが、もし、死んでも、病院側はなかなか認めないし、訴訟も大変だと聞きます。

まず、虫歯治療で死ぬなんて、普通考えられませんし、虫歯で死にたくないというのが普通ですから、見落としがちになっている、局所麻酔が自分にあっているかどうかは、しっかり確認をしてください。

とくに、お子さんや身体の弱い方は、量を間違えたら、本当に状態が悪くなります。

キシロカインでのアナフィラキシーショックが、他の方におこならないよう、心から祈っています。
あんなに、苦しく、心臓がとまるようなアレルギーは二度と私は経験したくないです。

それから、薬で重篤な副作用などが起きて通院や入院などをされた場合、「副作用被害の救済制度」というものが国で決められていて、入院などの治療費全額を負担してもらえたり、入院給付金などがもらえる制度があります。

私は、この制度を全く知らなかったので、救急入院でICU使用など、かなりの高額な入院治療費がかかりましたが、全額自己負担になってしまいました。

この制度は、自分で申請しないと給付金も、治療費も戻ってきません。
副作用などの程度によっても、給付金の金額諸々変わるようです。

また、症状がおきてから5年以内ではないと、申請ができず、期限ぎれになります。
私がこの制度を知って申請しようとした時は、すでに期限がきれてできませんでした。

詳しくは、下記のサイトに記載されていますので、薬などで副作用がでた方は参考にしてみてください。
© 独立行政法人医薬品医療機器総合機構
http://www.pmda.go.jp/

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