見つかるまで苦労した胆石。簡単な手術だと思っていたら、とんだアクシデントが！！

たまに胸が痛むので何かの病気かと思い、自宅の近くの総合病院を受診したが、すぐには病気が特定できず。
そこで念を入れて、大腸内視鏡検査や胃の内視鏡検査もしたが判明せず。
そして腹部超音波検査の結果、胆石と判明しました。

胆石の手術は、腹腔鏡下胆嚢摘出術で簡単に済み、５日ぐらいの入院で済むので、有給休暇をとって手術日前日に入院しました。入院した日の最初の病院の食事（手術日前日の夕食）を食べた後に、胸の激しい痛みが起き、院長先生（私の主治医で、翌日の手術の執刀医）がこの様子は尋常ではないと言い、すぐにＣＴを撮りました。すると何と、胆石の石が胆のうから落ちて、すい臓の入り口を圧迫し、急性膵炎となっておりました。（ＣＴ画像を見せてもらいましたが、すい臓が異常に腫れて膨張していました！！）

これにより、膵炎がおさまらないと手術不能ということで、食事は全くなしの点滴だけで膵炎のおさまりを待つことになりました。（結局、手術まで３週間かかりました。この３週間は本当に点滴だけ。体重も１２Kg減りました。）
手術は完全な開腹手術になり、胆嚢の摘出およびすい臓の入り口あたりの消化管の石の摘出と洗浄ということでした。（細かい砂のような石もかなり消化管にあったようで丁寧に洗浄して頂いたとのことでした。）
開腹手術ですが、斜めにざっくり切られたので、術後の痛みは相当なものでした。痛み止めの点滴は１時間半くらいでなくなってしまうのですが、強い痛み止めの為５時間の間隔をあけないと使えないので、その間の痛みは私には魔の５時間でした！！！いゃ～辛かったです。

術後の回復を早めるために、手術翌日から体を動かす（入院病棟を歩く）ことを勧められるので、手術翌日はかなり体中に痛みがありましたが、なんとか歩きました。翌日からは、自分で歩くノルマを決めて、看護師さんの付き添いなしで積極的に歩くようにしました。この歩く運動はかなり気合を入れて実行しまして、点滴をしていないときは階段の昇り降りも組み込んで取り組みました。その後は順調に回復し、術後半月後くらいに退院できました。

簡単に済む胆石の手術だと思っていましたが、結局、石が落ちるアクシデントがあり合計３８日間も入院してしまいました。術後、真面目に運動していたため、退院後すぐに仕事復帰でき、復帰初日から普通に外回り業務もできました。手術後は痛みがあって大変ですが、医者・看護師さんの言うことをよく聞いて、積極的に歩く等の運動はする方がいいですね！！

あとは、胆石だと甘く考えないで、胆石が見つかり手術しかない時は、なるべく早く手術をされることをオススメします。手術までの時間をあけると、私のように石が落ちるアクシデントが起きる可能性が増えるので！！

私のラッキーだったことは（アクシデントはないにこしたことはありませんが）、手術前日に石が落ちたことが分かって良かったです。石が落ちたことに気づかずに、胆嚢だけ摘出して終わっていたら、その後エライことになっていたと思います。
初めての入院と手術でしたが、よい経験になりました。