国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 の口コミ・評判

これまで2つの眼科にて自然剥離した網膜のレーザー治療を行ってきたのですが、2度目の治療でも剥がれてしまい即日医療センターへの入院手術が決定しました。1日でも数時間でも早い方が良いという先生の判断のもと紹介状及び電話連絡でこちらの病院に繋いでくれました。これ以上レーザーを当てる場所がないという事でのご判断だったようです。
すぐに身支度をし、翌日には手術をしたと記憶しております。手術は全身麻酔をかけられないため部分麻酔となります。そのため、手術の状況や医師達の声も普通に聞こえてくるため非常に緊張しました。
また、術後はうつぶせの姿勢を数週間維持しなければならず、これが一番辛かったです。眼球の内部にガスを入れ、下を向き続けることでガスの浮力を利用し剥がれかけた網膜を眼球の壁に押し付けるという理屈だそうです。目の痛みも去ることながら、同じ体制を維持しなければならず、腰をはじめ身体中が痛くなってきました。しかし、この期間がもっとも大事で、いかに同じ体制をとり続けられるかで視力や網膜の状態が100%近くまで回復するか50%で止まってしまうかというもので、結構厳しく事前に注意をうながされました。私の場合は白内障の手術も同時に行ったためかなりクリアに物が見えるようになりました。ただ黄斑上膜のため若干の見え方の歪みが残りました。4年ほど経過した今では7割りがた歪みは回復しております。
その後、転居の兼ね合いもあり別の病院で定期検診をを受けていますが、非常に丁寧な手術(治療)が施され見事だとおっしゃっていました。執刀医のお名前は伏せさせていただきますが、今でも感謝しております。目の病気は一度進行すると完全に元の状態に戻すことが難しいと言われていますので、皆様も定期検診を受けられることをお薦め致します。
ちなみに今は、一年に一回の検診で大丈夫ですよと言われています。