Caloo(カルー) - 兵庫県の舌がんの口コミ 1件
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兵庫県の舌がんの口コミ(1件)

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神戸博愛病院 (兵庫県神戸市中央区)

医者の家系の人間(本人ではない・80歳代・女性)
2.0 その他 (緩和ケア) 舌がん 胸痛

私の母が一昨年、舌癌を発症し神大にて手術しました。
その後一月に一度、神大にて検診し半年後に頸部リンパ節に癌の転移が発見され神大からKMCC(神戸低侵襲がん医療センター)にて最先端医療を受けました。
しかし、PET CTの結果、肺、骨にも癌が転移(もしくは新規に発症)して居る事が判明。 医師からは「残念ながらお母さんの年齢を考えると放射線治療にも限界があるのと、無数に癌があるために全ては治療できません。退院後はどこか緩和ケアで受け入れてくれる病院を探される事をお勧めします。」
この時点で、私どもは次の春頃には麻薬による末期症状の緩和ケアが本格的に始まると覚悟しました。
9月に入り、母に肺炎の兆候がありその症状も踏まえたうえで受け入れ先を決めました。
それが神戸博愛病院です。
病院自体が昔の場所から今の場所に引越して約半年。
非常に綺麗(当たり前)なので、母の気分的な事も考えてここを終の棲家と定めたわけです。
今までの経緯も話をし、やはりこの病院での診断でも”余命,半年”との事。
病院での治療方針に「極端な延命措置(心臓マッサージ・人工呼吸器)はせずとも、肺炎に対する治療と麻薬使用による痛みの軽減はお願いしたい」と伝え了承を得ました。
毎日のように見舞いを送る日々の始まりでした。

しかし、行くたびに喉の奥で痰が絡んでおり呼吸が苦しそうでその都度ナースコールで看護師を呼び吸痰してくれるようにお願いします と伝えなければならない始末。

そして入院してから2週間目。
病院から私の携帯に「お母さんの容態が急変しました。すぐに来てください」
昨日までは意識レベルもそれなりにあり、苦しいと訴えているぐらいだったので「えっ! まさか!?」と思いその足で病院へ。
意識レベルは既になく、昏睡状態でした。
案の定、痰を吸引される事もなく。。
本人の心電モニターは病室には無く、ナースセンターにあるのみ。
翌日、そのナースセンターで心電モニターのアラームが鳴り響いているにもかかわらず、そのモニターを見ても病室に駆け込んでくる看護師、医師はいませんでした。 
それから数分後母は意識が戻ることなく他界しました。

その際医師からの死亡診断書は「誤記」があったのと死亡原因が「舌癌」となっていました。真相を究明しようにも本人はもう帰ってはきませんし、そのまま病院を出ました。
後日、KMCCのケースワーカーさん(非常に親身に相談に乗って頂いた方)に母が他界した事を伝えると絶句されてました。 「嘘でしょ? まだ2週間。。。」

勿論、高齢の母でしたので不測の事態もあるでしょうが、やはり最低限の措置はお願いしたいと思いました。
緩和ケアというとやはりこんなものでしょうか?
今でも母がKMCCから博愛に移動する車の中で「家にこのまま帰ろうよ。。。」と言った言葉が心を締め付ける今日この頃です。

来院時期: 2013年09月 投稿時期: 2014年06月
待ち時間: 15分〜30分 その他 薬:
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