Caloo(カルー) - 大阪府の舌がんの口コミ 1件
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大阪府の舌がんの口コミ(1件)

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大阪大学歯学部附属病院 (大阪府吹田市)

bujutuka.akira(本人ではない・20歳代・男性)

私は、滋賀県の米原市に在住するものです。
大阪大学歯学部附属病院放射線科の村上秀明先生についての投稿です。

(結論)
 先に結論を述べますと、舌癌で転移がない場合で、治療についてお悩みの方は、村上秀明先生をお訪ねになることをおすすめします。
 私の息子を助けていただきました。
 村上秀明先生は、その手技(高線量組織内照射)のみならず、医師として、人としてもたいへん尊敬できる方です。
 村上秀明先生にたどり着いたとき、本当に絶望の縁から救っていただきました。

(経過)
 長くなりますが、村上秀明先生にお出会いするまでの経過です。
 参考になればお読みください。

 2020年8月、お盆を過ぎた頃、息子の舌癌が発覚しました。
 3月頃から口内炎が治らなかったそうで、私が気づいたのは7月頃でした。
 すぐに近くの耳鼻咽喉科に行き、細胞検査、生検を受けたのですが、癌ではないとのことでした。しかし、いつまで経っても治らなかったので、今度は近くの歯科医院へ行き、そこから湖北地域の総合病院へ紹介していただきました。
 8月19日、同病院の担当医の先生から、ご家族同伴でとの知らせを受け、8月21日に同病院へ息子とともに赴きました。
 不安は的中し、舌癌であると告げられました。
 癌を見つけていただいた同病院の担当の先生にも感謝しております。

 その後、地元の大学病院の口腔外科に紹介していただき、入院、検査の結果、舌癌、ステージはⅢが疑われたのですが、頸部リンパの細胞検査の結果、クラスⅡということで、ステージⅡとの診断でした。
 しかし、癌が浸潤しており、舌の半分くらいまで楔形に切除が必要になることと、その場合、再建術の検討については、耳鼻科の担当になるとのことでした。
 私は、足が震え、心の底から絶望というものをこのとき初めて感じました。
 同大学病院での選択肢は、舌の半分近くの切除か、耳鼻咽喉科での頸部郭清術とのセットでの切除術しか選択肢がなかったのです。
(我が国の舌癌に対する治療指針では、今回の場合、手術療法としては、舌切除と頸部郭清術がスタンダードな治療法となっているようです。)
 ただし、この大学の先生方にも助けていただきました。
 というのは、息子がまだ若いことと、教師であること(この春に採用されたばかり)から、後遺症が残ってしまうことを危惧していただき、大阪大学歯学部附属病院放射線科の村上秀明先生をご紹介くださったのです。また、同大学病院では、大阪大学歯学部附属病院での治療の順番が来るまで、抗癌剤による治療にも尽力していただきました。
 同大学病院の口腔外科の先生方にもたいへん感謝しております。
 
 9月初旬に大阪大学歯学部附属病院放射線科の村上秀明先生のもとを訪れました。
 この当時は絶望の縁をさまよい、出口の見えない暗闇の中を息子を支えながらしゃにむにもがいていたことを覚えています。

 村上秀明先生は、ご自身の術技をたいへんわかり易くご教示いただき、息子の舌癌に適応可能だと言ってくださいました。
そして、「私が癌だと告げるときは、必ず治すという思いで告げるんです。」と言っていただきました。
 このとき私は感極まり、涙したことを覚えています。いわゆるゴッドハンドは存在するんだということを実感しました。
 
 その後、息子の施術の順番が回ってくるまでの約一月間、先述した地元の大学病院で抗癌剤治療を受け、10月初旬、やっと息子の順場が回ってきました。

 施術の概要は、以下のリンクを参照ください。

https://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/storyz/storyz_research/201703_special_issue02

http://www.com-info.org/medical.php?ima_20181225_murakami

 息子の治療は約一週間で終了し、無事に退院、現在は2週間に一度、村上秀明先生のもとに通院しています。

 まだ、舌癌の原発巣が完全に消失したか、画像診断等は未ですので気を抜けませんが、村上秀明先生いわく、順調であるとのことです。

 原発巣が消えていても、再発、転移のおそれもあり、手放しで喜べませんが、村上秀明先生のもとでは、多くの患者さんが治癒しておられます。
 2週間に一度、村上秀明先生のもとへ通院するときは、不安と安心が入り混じった複雑な心境ですが、先生のもとを訪れるたびに、不思議と先生のお人柄に安堵させられます。

 私は、これまで、村上秀明先生のようなドクターにはお会いしたことがありませんでした。
 先述しましたが、先生はたいへん肚のある方です。

 村上秀明先生にお会いしなければ、今の息子は居なかったと思います。

 息子は、後遺症もなく、今は職場である小学校へ通っています。

 息子は、村上秀明先生から舌癌から救っていただいただけではなく、人として、物事を極めることの意味を教わったようです。

 思えば、地元の歯科医院から地域の総合病院へ、そして地元の大学病院から村上秀明先生のもとへという伏線には縁というものを感じずに入られません。また、助けていただいた先生方には心から感謝し致しております。


 我が国では、舌癌に対する治療法としては、手術療法が主流ですが、村上秀明先生が実践されておられる高線量組織内照射の治療法がもっと普及すれば、舌を切らずに治療することが可能になるのに、あまりにも認知度が低いように思います。

 現在、村上先生のもとには経過観察に通院しています。



来院時期: 2021年 投稿時期: 2021年03月
待ち時間: 1時間〜2時間 入院 薬:
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