認知症は環境によって‥義父は入院した病院で症状が変化。

義父は、数年前から足の痛みが激しく、車椅子生活をしていましたが、自宅での生活が困難になりはじめ、足の手術を受ける事になりました。
年老いた義父が入院する事で、家族とはなれさびしくないよう出来るだけ近くで、評判の良い病院で入院し手術をしました。

リハビリの毎日、慣れない相部屋、中には態度のキツイ看護師さんやヘルパーさんもいたので、義父は、精神的に追い込まれていきました。

入院生活3ヵ月目に入った時には、認知症という診断を受け、病棟も整形外科から介護病棟に移り、認知症はどんどん悪化していき、重度の認知症と診断されました。

ひどい時には、よだれを垂らし、誰が来たのかも分からない位でした。

ある日、私が義父の様子を見に行った時、病室から「そんなに待てないなら、家族に迎えに来てもらえば良いでしょ！！ここ以外どうせ他に行くところも無いんだよ！！」という女性の罵声が聞こえてきました。

驚きながら病室を覗き込むと、義父の横のベットのおじいさんが、看護師に怒鳴られていました。
そんな環境の中に義父をいさせてしまったことを知って、急いで他の病院に転院しました。

それから半年‥義父は自分を取り戻し。元気で頑固な人（苦笑）に戻り、今では認知症の診断もかなりの軽度ということで、一人で院内を運動するようになりました。

今回の義父の件で、生活環境が認知症に及ぼす影響はかなり大きく、認知症が改善される事もあるのだということを知りました。