風邪薬の尿閉に。前立腺肥大症により副作用が強く出ました。

７０歳の父が咳、熱などの感冒症状により医療機関を受診し、下記の処方が出されました。

（処方）
総合感冒剤P（注）　１回１ｇ　（１日３ｇ）　
１日３回　朝昼夕食後　５日分
有効成分は、サリチルアミド、アセトアミノフェン、無水カフェイン及びプロメタジンメチレンジサリチル酸塩

この処方薬を服用開始した２日後に、尿が出なくなったため受診した父が入院したしてしまいました。
この排尿障害の疑われる原因としてはプロメタジンメチレンジサリチル酸塩であると伝えられました。
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩は抗コリン作用を持つ薬だから、という理由でした。
抗コリンとは？と思い聞いてみたところ主な症状として、口渇、便秘、悪心、排尿障害、眠気、顔面紅潮、立ちくらみ、目眩い、かすみ目、吐き気、食欲不振、胃部不快感、動悸（心悸亢進）、不整脈などだそうです。

また、抗コリン作用は、緑内障、前立腺肥大症、喘息に対しては悪化させる可能性があるそうでこれらの持病がある人は絶対に抗コリン作用のある薬を飲んではいけないといわれました。
今回、父は前立腺肥大症だったことが副作用が強く出てしまった理由だったようです。
今まで、前立腺肥大症である事に全く気がついて居なかったために知らずに飲んでしまったので前立腺肥大症を治療するきっかけとなり長期的にはいい結果となったと思います。