意識障害を伴わないくも膜下出血。激しい頭痛、血圧の上昇で受診。

朝に義母より電話にて、ちょっと頭がフワフワして頭痛い、との言葉でした。
脳出血の既往がある義母なので、すぐに普段１４０前後の血圧を計ると上が200を超えていました。
意識はハッキリしていて特に痲痺症状もありません。

しかし激しい頭痛を訴える為、すぐに救急搬送となりました。

CTによりくも膜下出血で入院となりましたが、幸い出血量も少なかったので、点滴中心の治療だけで後遺症も残らず約1ヶ月位で退院できました。

頭痛は持病として放置され易く、今回の様に意識障害のない症例こそ対処も遅れ勝ちとなるケースが多い事も医者は指摘しておられました。

やはり、面倒でも普段の血圧を把握しておく事の重要性と簡易の血圧計は必携しておくだけで危険を見過ごさずに済んだのだと感じております。

また家族の起こりうる不測の事態に備えて、予備知識の把握の重要性を身にしみて感じました。現在新たな緊急時に対応するべくベーシック・ライフ・サポートの勉強に励むと共に、すぐに救急車を家族の誰もが呼べる様なマニュアルを家族内で共有しています。

脳疾患は自分で異変を訴えられるのはとても稀なケースです。
ほんの些細な兆候も見逃さない為には、日常からの把握が絶対です。常に興味を持って状態を熟知する事こそが、異変に最短で気付く為の対処法になります。