橋本病で甲状腺機能低下症･･数値が改善してもだるさが取れず

去年の１月中旬、１ヶ月半はどずっとバタバタしていたのが落ち着いた途端、なんとなく体調が良くないな…という感覚から始まりました。
なんとなく身体がだるく、寝ても寝ても眠いし疲れが取れない、なんだか力が入らない、寒くて寒くて仕方ない…でもどれもこれも、ものすごくつらいというわけでもなく、ただ何となく体調が悪いのです。

最初は単に忙しかったのが落ち着いたから疲れがどっと出たのかな、とか、年齢のせいもあるかも、と軽く考えていました。
しかし日々身体の重さ、だるさは増していき、とりあえずかかりつけ医に相談して血液検査や尿検査をするも特に異常はなく…。
もともと血圧が低かったのですが、そのときもかなり低かったので「もしかしたらそのせいかも？」ということで昇圧剤を出してもらい、１０日ほど様子を見ました。

ところが昇圧剤を飲んだところで体調が良くなるわけはなく、そのうち途中で休憩を入れないと１０分も歩けないようになり、痰がからみやすくなって息苦しさを感じるようになりました。
だるさや眠気もさらにひどくなり、全身のむくみや関節の違和感（微弱な電流が常に流れているような感じ）にも悩まされるようになっていました。
毎冬のように気管支炎になるので、息苦しいのはそのせいかもしれない、と思って再度かかりつけ医のところへ行くと、「気管支ではなく、甲状腺が腫れていますね」とのこと。
一般的な血液検査では甲状腺の数値は見ないので、前回の検査では見逃してしまったようです。
検査結果が出たのがそれから一週間後だったのですが、その頃にはさらに悪化しており、座ってるのもつらいくらいの状態でした。
「なんとなく体調不良…」と感じ始めてから、１ヶ月半で急激に悪化した感じです。

近くですぐ診てくれる甲状腺専門医のいるクリニックに紹介状を書いてもらい、すぐ受診してチラーヂンを飲み始めたのですが、なかなか良くはならなかったです。
２週間ほどは起き上がるのもやっとの状態でした。
しばらく薬を飲み続け、「ホルモン数値は正常値内です」と医師には言われましたが、実感としてはほとんど改善しておらず、だるさはそのまま。
仕事を終えると疲れ果てて、一眠りしないと食事も摂れないほどでした。
特につらかったのが関節の痛みで、疲れれば疲れるほど痛みが増していき、夜眠れないくらい痛むときはサロンパスを貼ってしのいでいました（それで良くなるわけではなく、スーッとするので痛みをごまかせる）。

半年ほど経って、最初に通っていたクリニックの医師があまり信頼できなかったので、甲状腺専門の伊藤病院に転院しました。
治療内容は特に変わらなかったのですが、専門病院で患者さんも多いせいもあって、効率的なシステムになっているのがいいと思います。


結局仕事は続けられなくなって辞めたのですが、辞めて一ヶ月くらい経ったらかなり元気になりました。
きちんとこなしてはいましたが、自分にはあまり合わない仕事だったのでストレスがかなり溜まっていたのかも知れません。

個人的には、この病気はストレスがかなり病状に関係するように思います。
ネットで色々調べていた時、同じように「ホルモン数値は安定していても不定愁訴がなくならない…」という方が多いようでしたが、ストレスの有無や原因を見直してみたら、改善されるかもしれません。
私も現在は単発の仕事をたまにしつつ、のんびりと無理なく生活するように心がけています。
まだまだ病気に慣れていない部分があるので、忙しい日が続いたり寝不足になったりすると、身体の重だるさがつらくなったりしますが、一生続くことなので悲観せず、うまく付き合っていけるようにしたいです。