突然の白い水状の下痢、嘔吐。2歳の息子のロタウイルス感染。

うちの２歳の息子の場合は、夜の９時ごろの突然の下痢から始まりました。
オムツからはみ出てくるほどの大量の下痢でした。しかし息子はにこにこ笑っており、そんなに体調も悪そうではありませんでした。
ちょっと疲れでもたまっているのかなと思いながら、寝室へ行き寝かしつけようとしました。すると３０分くらいたった頃でしょうか、今度は突然の嘔吐。これにはさすがに驚き、何かの病気だと思いました。

ここからはほぼ一晩中下痢、嘔吐、眠る、少し水分を取らせる、吐く、下痢するの繰り返しで、私も息子もほぼ眠れませんでした。３８度の発熱もあり水分はほとんど受け付けず、水状の下痢が続き、便の色がクリーム色っぽくなってきました。この便を見たときに、育児書で読んだ「ロタウィルス」ではないかと疑いました。ぐったりとした息子を見て、さすがにこれ以上のホームケアは無理と判断し、朝方、救急で小児科を受診しました。

病院につくとまず医師の診察があり、おそらくウイルス性の胃腸炎、便が白いという事だとロタウィルスでしょうと診断されました。すぐに血液検査をしてもらい、点滴を４時間ほどしてもらいました。点滴をしたことにより尿がでるようになったので尿検査もしてもらいました。

検査結果は軽い脱水症状をおこしていたとのことでした。ウイルス性の胃腸炎には特効薬はないので、整腸剤が処方されました。ウイルスが体外に排出されなければ治らないので、嘔吐や下痢がおこるのだそうです。とりあえず点滴をしたので脱水症状は大丈夫なので、家に帰ってからゆっくりと水分を取らせるように言われました。まずはスプーン１杯から始めるようにと。

家に戻ると、息子はのどが渇いているらしく飲み物をすごく要求してきました。しかし、あせらずゆっくりと口の中を湿らせる程度からイオン飲料を飲ませました。もっと飲みたいとぐずる息子がかわいそうでしたが、また吐いてしまっては意味がないので我慢させました。少し飲むとすぐに眠り、１～２時間すると起きて少し飲み、また眠り…を何度か繰り返しました。下痢も何度もしておしりがかぶれ、痛そうでした。

ほぼ一日眠って過ごすと、嘔吐も収まり、夜にはおかゆを少し口に入れることができました。翌日には熱も下がり、少しずつ食事もできるようになりました。ただ、下痢はその後も５日間くらいは続きました。

こうして息子は快方に向かったのですが、この時初めて、ロタウィルスの予防接種をしておくべきだったと後悔しました。ロタウィルスの予防接種は任意だったのと、かからないだろうという思い込みから摂取していませんでした。今からでも間に合う方は受けておかれることをお勧めします。