子供の腕・足にドーナツ型の発疹。虫刺され？手足口病？蕁麻疹？からの多形滲出性紅斑 (写真あり)

最初は腕に虫刺されのような赤みが出ました。真ん中が白い赤みです。ヤブ蚊に刺されたようなものです。数日経っても消えないどころか脚にも同じような赤みが出たので小児科を受診したところ軽い手足口病だとの診断。
しかし、2、3日の間にドーナツ型の赤みが全身に広がっていきました。
「◎」←の真ん中が白、周りが赤、という赤みです。
更に小児科を受診すると、蕁麻疹とのこと。

しかし次の日、とうとう人相が変わるほどの赤みが拡がり、救急外来を受診しました。アレルギーを抑えるステロイドの点滴をしてもらうと、次の日の朝にはかなり赤みが引きました。
この間、子供はよく食べよく寝て、38度代の熱が出ましたが、元気でした。
インターネットなどでこの症状を調べてから次の日小児科へ行き多形滲出性紅斑ではないかと述べた上でウイルスに対するアレルギー反応、ショック症状との診断でした。多形滲出性紅斑は蕁麻疹の親戚とのこと。続けて皮膚科にも行きましたが同じような診断でした。お薬はステロイドを処方されました。この日の夜に39度の熱が出たため座薬を入れました。
やはりこの間も子供は元気で、紅斑を痒がる様子はありませんでしたが、発症したのが未就園児なので分かりにくかったのかもしれません。
ステロイドの内服薬を3日ほど飲むとみるみる赤みは引いていきました。ただそれは時間の経過と共に消えたのかステロイドのおかげなのか、はっきりしません。

蕁麻疹はその多くの原因が不明だそうです。総合病院での検査も考えましたが、症状が強く出ているタイミングでないと分からない場合もあり、突き止めるのが難しいようです。
多形滲出性紅斑も明確な原因があるわけではなさそうです。見た目がとてもショッキングで、目のように見えるので、痒いや痛いより精神的ダメージが強いです。ただ痕も残らず消え、重い病気ではないようです。繰り返すこともあるらしく、今後もドーナツ型の赤みには警戒していくと思います。