リンパ節炎の一種、菊池病。主な症状はリンパ節の腫れ、高熱、倦怠感などです。

最初は寝違えたかな～？としか思っていなかった首の痛み。
途中でリンパのしこりだと気づいても、リンパは結構しこりのできやすい部分なのと、昔お医者様に聞いた「痛いしこりはそんな深刻な病気じゃないことのが多いからね～」という言葉から楽観的に考えて放置していました。

が、日に日に痛くなってその内寝起きの動作が苦痛になってきたので思い腰を上げて最寄りの耳鼻咽喉科へ。
そこでは何らかの原因で起こったリンパ節炎と診断され、ミノマイシンとカロナールを処方され帰宅。
しかし皮膚科でミノマイシンを飲み慣れてしまった為か余り効果がなく、腫れが引かない。
GW明けに再び診察へ。そこで先生から個人病院じゃ色々な器具が揃ってないから紹介状持って総合病院行っといで、と言われて紹介状を書いて貰いました。

総合病院へ移り、そちらの耳鼻咽喉科で診察。
病理診断科があるクリニックな為、先生も安易な確定診断を避ける傾向が強く何度か通院することが決まりました。
しかし1回目の診察で熱が38℃あり次の診察まで毎朝体温を測って記録してきて下さいと指導があったのですが、2回目の診察まで熱が下がらす。
加えて、別件で救急車でこちらの総合病院へと運び込まれました。

入院生活の中でも診察の予約があったため合間に受診した2回目の診察で、菊池病というリンパ節炎の一種である病気の疑いが濃厚に。
この菊池病というのは比較的新しく発見された病気だそうで、リンパ節の腫れ、高熱、倦怠感などが主な症状。
治療はステロイドを使うと比較的すぐに治まる事が多いようですが、このクリニックは病理診断科があるのでもしもの為にステロイドを使わず(ステロイドを使うと病理診断が出来なくなってしまうようです)温存する方針に。

命に関わる病気ではなく再発率も低いようですが、熱がとても上がるので辛いです。私の場合ステロイドも使えなかった為、解熱鎮痛剤に頼るばかり。

そしてこれも私の場合ですが、熱は１日の内に上がり下がりがありました。
朝は微熱→昼は微熱に近い平熱→夕方37.5℃くらい→夜から深夜にかけてが38℃～39℃越えが当たり前。
枕元には着替えとタオルと体温計、氷枕。そして真夏を除けば、電気毛布は必須だと思います。38.5℃越えた辺りから寒くて震えが止まらなくなるので。
病院からの指導は、熱は仕方ないので暖かくしてびっしょり汗かいて起きたらすぐ着替える。どんどん汗かいて寝て下さいとのことでした。2Lのスポーツドリンクか水も忘れずに。

最後に。今はしこりも小さくなり、順調に回復の兆しを見せている為やはり菊池病という診断になりました。
菊池病というまだ聞きなれない方も多いと思われるこの病気。せっかく辛い思いをしたので、私の体験が何かしらのお役にたてれば幸いです。