先天性股関節脱臼を祖母が見つけてくれました。ギプスで股関節を固定することに。

１歳５ヶ月の子供の歩き方がおかしいと祖母（私の実母）がある日言いだしました。
一緒に生活している私は特に何の疑問も持ったことがなく、何がおかしいのか、と話をスルーしていましたが、保育園で祖母が（普段の送り迎えは祖母）先生に相談をしていたところ、やはり先生方も歩き方がおかしいと言っていたという事だったので整形外科へ受診しました。その際、祖母が左右の足の長さを比べてみたところ１～２センチ差があるとも言っていました。

その症状を整形外科の先生に伝えたところ、レントゲンを撮って股関節あたりを触診した結果、先天性股関節脱臼と言われました。

すぐに大きな病院への紹介状を書いてくださり、幸いにも翌日が週に一度の診察日でしたのですぐに紹介状をもって診察へ行きました。

レントゲンも立った状態、寝た状態、足を開いた状態などさまざまな股関節の動きをさせて撮りました。もちろん子供で泣き叫ぶので大人３人かかりで撮りました。
その結果、先生が股関節を回すと簡単に関節がはまる様な状態で、普段の生活で関節がはまったり外れたりを繰り返している、という事でした。
ずっと関節が外れっぱなしという事では無かったので、先生もその日にもう手術です、という判断をするには難しいという事だったので県外の専門の先生に相談をしてまた後日診断を、という事になりました。

それから２週間後、再診察へ行きました。先日紹介をしてもらった大きな病院へは週に一度出張で診察を行いに来ているということだったので、その先生が本来所属されている病院へ行っての再診察でした。

結果、まず手術は行わず、ギプスで固定をしよう、という事になりました。
４週間ギブスで固定し、その後器具をつけて全部で３ヶ月半、股関節を固定しよう、という事になりました。
その理由はやはり関節が入ったり外れたりするから、という事からでした。
駄目なパターンはやはり外れっぱなしで入らない、という事なので少しでも関節が入るのであればこれから骨が成長するにあたりギプスで固定をして自力で関節を固定出来るようにするのが良いということでした。

しかし、ギプスで固定するにもまだ１歳の子供、さらには子供の股関節の骨はまだ軟骨でレントゲンに写らないから動かないように全身麻酔をかけて造影剤を入れて骨をはっきり見てから関節を入れて固定する、という事なので、手術室での作業となり入院が必要、と言われました。

入院期間は２泊３日と短い間ですが、全身麻酔なのでその日子供は風邪を引いていたため手術日までになんとか治すように、と言われました。
股関節が外れたり入ったりする際には本人には痛みが全くないようで、関節を入れてもらっても泣くこともありませんでした。

この先天性股関節脱臼は遺伝、そして女子に多い、という事で上の子には全くなかった（男の子です）ため、私一人で面倒を見ていたら絶対に気付きませんでした。同じ症状を持つ祖母だったからこそ、気付けたんだな、と感謝しています。
本来は乳幼児検診で見つかる事がおおい、と言われましたが特に痛がったりすることがなく、股関節を広げてもこのくらいしか開かないのかな、としか思いませんでしたのでここで気付かなかったらもう手術しかなかったんだな、とまだギリギリギプスで固定の状態で見つかってホントに良かったと思っています。