Caloo(カルー) - たまたま取ったポリープに小さなガンを発見。潰瘍性大腸炎、大腸ガン、そして後腹膜ガン。 : 病気体験レポート
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たまたま取ったポリープに小さなガンを発見。潰瘍性大腸炎、大腸ガン、そして後腹膜ガン。

ジムナスター026(50歳代・女性)

オススメ: 263views 2018年04月23日投稿 3votes 0comments
病気潰瘍性大腸炎、後腹膜ガン

潰瘍性大腸炎は20-30才代に多発することが知られていますが、母は81才での発症でした。
幸い軽症でしたが、根治は難しい病気ですので、なるべくストレスを溜めない生活を心掛けるようにしていました。

潰瘍性大腸炎では頻回の下痢や血便がQOLを損なうのが問題となりますが、母の場合、生来の頑固な便秘のために排便のコントロールが二重に大変でした。
それでも今は特効薬がありますので、以前と比べたら闘病は格段に容易になっているようですが。

そんななか、定期的に行なっている大腸内視鏡検査で、小さなガンが見つかりました。潰瘍性大腸炎では大腸ガンの発症率が有意に高くなることは知っていました。
けれども、見つかり方が少々変わっていました。

内視鏡でガンが疑われる組織が見つかったのではなく、たまたま取った小さなポリープの中央部にガン組織が見つかった。そういう経緯でした。
主治医の先生は経験豊富で、殆どの場合、ポリープの顔を見ただけで悪性度などを的確に判断されます。そのポリープは直径5-6mmで、普通なら『取る』判断は迷うところだと思いますが、高齢のため、内視鏡検査を継続することが難しくなることを考慮して、念のために取ることになったものでした。
その小さなポリープの中央にガンがあった。そういう見つかり方でした。病理検査でようやく見つかった訳です。
たまたま大腸ガンが見つかったが、病変は取りきれている。ラッキーだったと思いました。

ですが、続行して特殊染色という検査を繰り返すなかで、どんどん、ややこしいことになって行きました。
『悪性リンパ腫の疑い』、『転移性』、『低分化型』などなど。
ガンでは、分化度が低いほど悪性度が高いようです。
悪性リンパ腫ですと、緊張が高まります。
結局、悪性リンパ腫は否定され『転移性低分化型』の『大腸腺ガン』という結果が示されました。
幸いにも、ポリープ内に見つかった病変は、キレイに取りきれていました。けれども『転移性』のところが気になります。
主治医の先生や知己の医師など、相談しまくりましたが、皆一様に「原発巣は5-6cmはあるだろう」と。それは結構大きい。覚悟をしました。
高齢ですし、本人も観血手術や抗ガン剤の選択はしないと明言していましたが、闘う/付き合っていく相手のことは知りたいと思いました。それで色々と検査を受けましたが、出てこない。最終的にPET- CTも受けました。
結果はシロ。
どこにも原発巣は見つからなかったのです。
肩すかしのような妙な気持ちになりました。
知己の医師から「良かったねぇ。お母さんはラッキーだったんだよ。とりあえず大丈夫だからね」と言われ、ようやく落ち着きました。

高齢者の低分化腺ガンで転移性のもので、原発巣が見つからないというケースは年間数例の報告があるそうです。論文を読みました。
ただ主治医の先生は「潰瘍性大腸炎の場合、稀にこういう変なことが起こる。本当は原発なのに、転移という検査結果になった可能性も否定はできない」と、おっしゃっていました。

その後、母は元気に過ごしていました。
そして3年後、突如、後腹膜に腫瘍が見つかりました。
膵臓の近くに、既に6cm超に育った病巣がありました。半年前の超音波検査の画像を再度確認しましたが、全く何もなくキレイでしたのに。そして病巣は他にも1-2個ありました。肝臓にはなさそうでしたが、リンパにも転移が見られました。
後腹膜腫瘍は悪性のケースが多い、つまりガンの確率の高い腫瘍です。
また、膵臓ガンは予後の最も良くないガンとして認知されています。

また、後腹膜ガンは希少ガンで、有明の癌研でも試験開腹して病理検査して、それでも正体が分からないというケースもあるんだそうです。(ネット上に公開されています)
消化器内科の主治医の先生からは、腫瘍を見ただけで「余命3ヶ月」と宣告されました。
けれども追加の血液検査やCT検査などの結果からは、悪性なのか良性なのか何とも言えない、ギリギリ悪性かなという状態が示されて、本当に3ヶ月なのかと信じられない気持ちでした。
先生のことは絶対的に信頼していましたが、各方面に相談しまくりました。結果は…混乱が深まるばかりでした。
今思うと、相談された人達は、私達への同情などもあって「まだ決まったワケじゃない」という方向へのバイアスがかかったアドバイスをしてくれたんだと思います。

ずっと母を診て下さっていた先生の意見は揺るぎないものでした。確信をもって「残念ですがガンです」と。

もしも3ヶ月となると猶予はありません。
半信半疑の気持ちを抑えつけ、今後の経過などを考慮して、終末期の対応を全て整えることに傾注しました。納得できる準備を整えることは、想像以上に大変な作業でした。

最終的に、母は3ヶ月ジャストで逝きました。
あの時、闘病・看病の体制を整えることを優先させて本当に良かったと思います。

信じられない信じたくないからと、終末期の準備をおろそかにしてはいけないと思いました。準備するのは精神的にも肉体的にもハードでシリアスですが、その努力が無駄になることを祈りつつも、準備すべきだと思います。

9年ほど前に父を再発ガンで亡くしているのですが、その時お世話になったホスピスの対応が、私達家族からは納得のいかないものでした。当時、ホスピスに対して様々意見や要望を伝えましたが、その後もずうっと、その対応に対する疑念を晴らすことが出来ないまま引きずっています。
母の最期にまで後悔を持ちたくはないと思いました。

余談ですが、現在ほとんどのホスピスでは、私達の考えるような対応が取られていますが、あのホスピスでは当時のままです。ホスピスであれば大丈夫というものではありません。ホスピス専用病棟がない病院であっても、近年はホスピス対応を謳っている病院も多くなっています。
状況の許す範疇でですが、納得の出来るケア・キュアを選択することで、遺された家族の心の問題も軽減されることを実感しています。

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