突発性難聴と診断されていたが、メニエール病でした。完全には治りません…

病名を口にすると「ああ～、何かジャニーズの人と同じやつ？」という反応が返ってくることが割りとあるメニエール病。

高校２年生の秋、買い物中急に左耳が痛くて視界がグラグラに。人目を気にする余裕もなくその場にしゃがみ込んで痛みが引くのを待ちました。
いままでも何となく耳痛いな～程度の前兆はあったのですがまさかこんなに強い痛みに襲われることになるとは思いもよらず…。
痛みを具体的に表現すると、耳の中に先の鋭利な耳掻き奥まで突っ込んでその先っぽで鼓膜を引っ掻けて引っ張り出すようなイメージ…？(説明下手ですみません)

すぐに耳鼻科にかかりその時には突発性難聴と診断され、点耳薬と飲み薬で治療しましたが聴力は完全には回復しませんでした。とはいえ電話やインカム、学校放送の電子分解された声が聞き取りにくかったり、後ろから声をかけられたときに気づかないことがあったりなどするくらいで大きな不便はありませんでしたが。
しかし一年後くらいたってまたあの痛みが…しかも更に聴こえが悪くなってる…？と他の耳鼻科でセカンドオピニオン。

すると当初診断された突発性難聴ではなくメニエール病と診断されました。 そこから出された薬は点耳薬と、内耳にできた水泡の水を排出するための利尿剤。これがほんとにすぐトイレに行きたくなるので大変でした。私の場合は周りにオープンにして「トイレ行ってきていいですか！！」と遠慮なくお手洗いに。これ、周りに秘密にしてるの辛いと思います。

症状の軽減はできるけれども完全には治ることがないのがこの病気なので、学校はまだしも社会人になるとその大変さは結構な物だと感じます。個人的な感覚で測って30代以下の人は理解を示してくれる人が多く、逆に苦労するのは年配の上司へのこの病気の伝え方。大概の人がメニエール病を知りません。(経験上、説明が厄介な場合には"軽度な難聴に近い感じです"と伝えると上手くいくかも？)

でも一番厄介なのは先生から言われる"ストレスも大敵だからね～"の一言。溜めないようにして溜めなくて済むなら一番なんだけどね…汗

症状が似ている病気が複数あるので、大事な五感の内のひとつである聴覚、改善しなければセカンドオピニオンが大事だと痛感しました。