母が子宮がんと発覚し、抗がん剤治療、摘出手術、完治に至るまで。

母が、子宮ガンと、発覚した経緯は、
発覚3ヶ月前くらいから、ずっとお腹が痛み、吐き気も伴っていたため、
病院に通っていたのですが、お腹が痛むので、
てっきり、消化器系の病気だと思い、消化器系に通い続けていました。
しかし、薬を飲んでも全然、症状が変わらず、検査しました。

大学附属病院に通っていたので、他の専門医にも検査結果をみてもらえて、
消化器系の病気でなく、婦人科系(子宮がん)の疑いがあるから、婦人科の再検査をしてくださいと言われ、再度、婦人科系の検査をして、やはり、子宮がんであると診断されました。

その直後に、腸閉塞になり、緊急入院したのです。
腸閉塞は、まさに、子宮がんの影響によるものでした。
腸閉塞を治してからでないと、子宮がんの治療に入れないと言われ、まずは、
腸閉塞の治療が始まりました。腸閉塞は、何も腸に入れてはいけないらしく、水すら飲めず、
点滴のみで、お腹は痛み、とてもつらい治療だったようです。家族がお見舞いに行き、孫に合わせて、励ますくらいしか、家族にはできませんでした。

でも、孫の成長をみたいから、頑張ると母は、治療に耐え、3週間弱の治療で、腸閉塞は、治りました。

いよいよ、子宮がんの治療です。

最新の先進医療を選択し、子宮がんに効果が高い、抗ガン剤治療をしました。母の抗ガン剤治療は、1クールが、3ヶ月で、まず、2クール集中して、結果をみるという流れでした。抗ガン剤自体は、高齢のため、1週間に一度のペースでしたが、抗ガン剤投与のまえに、必ず、いろんな検査があり、投与できるかどうかのチェックがあるため、2クールの期間(半年)は、ずっと入院でした。

完全看護でしたので、食事や世話は、病院がしてくれたので、洗濯物を病院のコインランドリーで洗濯しながら、顔を見せにいき、励ますことくらいしか、家族はできませんでした。
抗ガン剤を投与した翌日は、母は、毎回、食欲がなくなり、元気がなくなるのですが、翌々日には、復活してました。長期入院で、同様の治療で入院してる婦人科病棟のため、女性しかいないので、病院の同年代の友人もでき、前向きに、治療に励んでいました。

何よりも、婦人科病棟の隣りに、新生児棟があり、
生まれたばかりの赤ちゃんが、ガラス越しに見られるので、母は、よく、赤ちゃんを見にいって、癒され、勇気づきられてました。

髪の毛は、どんどん、抜けるため、
母は、髪の毛を思い切って、剃りました。
私は、帽子屋で、ニット帽など、肌触りのいい
帽子を自然と探すようになり、お見舞いのとき、プレゼントすると、喜んでくれました。

頑張った甲斐があり、2クールの抗ガン剤治療が終わり、検査したところ、
治療前に点在していた腫瘍が、ほぼ、消滅しており、抗ガン剤が、母のガンには、かなり、
効果がありました。

ただ、担当医からは、
ガンは、キノコのように、また、ニョキニョキ腫瘍が出てくるので、いまのこのいいタイミングで、腫瘍のもとになる、子宮、卵巣、全ての全摘出手術を勧められ、手術することになりました。

検査では見えない部分の残ってる腫瘍も全て、排除することが、手術の目的でした。
手術は、8時間くらいかかりましたが、大成功で、摘出した子宮や卵巣には、腫瘍は残っていなかったそうです。

抗ガン剤が、母には、かなり、あっていたようです。
手術のあとも、念のため、1クールの抗ガン剤治療は続きましたが、治療後の検査で、母の体内には、腫瘍が全くなくなり、完治にいたりました。

いまは、普通の生活に戻れています。
腸閉塞での緊急入院から、約1年の闘病生活でしたが、子宮がんは、一般的に、抗ガン剤が
1番効きやすいガンだと言われています。

ですので、ガンだと諦めずに、抗ガン剤治療をうけ、母のように、完治できると信じて、治療頑張ってください。
周りのサポート、励ましも必要です。
前向きにみんなで頑張ってください。