88才の母の貧血症状が、消化器系の炎症が原因でおきている疑いがあるとのことで、かかりつけ医の紹介状によりお薬手帳も持参し平日の午後に受診。母は、受診直前に激しい腹痛、下痢があり、トイレで動けなくなるよ...
88才の母の貧血症状が、消化器系の炎症が原因でおきている疑いがあるとのことで、かかりつけ医の紹介状によりお薬手帳も持参し平日の午後に受診。母は、受診直前に激しい腹痛、下痢があり、トイレで動けなくなるようになっていたのだが、先生のお見立て(問診)では、消化器系の原因ではない、胃カメラも不要、脱水症状を改善するため点滴を投与される。看護師さんから、すでに薬は処方はされているとお聞きし、母が点滴をしている間に、会計を済ませて調剤薬局へ向かう。
すると薬剤師さんから「便秘なんですね。」と言われ驚く。私は、激しい腹痛(特に右側)と下痢であること、貧血も含めた来院の経緯などをお伝えすると、この薬は便に水分を吸収して便秘を解消する便秘薬だと説明を受ける。すでに水様便の場合はそれがひどくなるかもしれないとのこと。私があれ以上下痢がひどくなるのは母がかわいそうだと思い戸惑っていると、薬剤師さんが「先生に電話で確認しますね。」と仰ってくださる。すると電話を終えた薬剤師さんからは、「先生が処方を間違えたそうです。」とのこと。間違えた。。。なるほど、間違いだったんですね。いや、気づけてよかったです!ありがとう、薬剤師さん!!
「新たな処方箋で薬を出しますので、少しお待ちくださいね。」。そして名前を呼ばれ薬を受け取ろうとすると、見慣れた整腸剤の名前が目にとまる。「あの、これって、母のお薬手帳にもありますけど、現在、母が毎食後、常用している整腸剤と同じものですよね?これをさらにまた処方されるんですか?それで効果があるんですか?」とお訊ねする。薬剤師さんもかなり動揺し、「本当だ!そうですよね、そうですよね!あの、また、先生に電話して聞きます。。。」とのこと。何だかいろいろ不安になってくる。。。
結果、3度目の処方箋!!で出たお薬は「過敏性大腸炎」の薬が2種類であった。「ということは、母は過敏性大腸炎という診断ということで、貧血は消化器系とは関係ないので処方されていない、という理解でよろしいんですかね?」と薬剤師さんに確認すると、「そうですね、この処方箋からは、そうなります。。。。。 お役に立てなくてごめんなさい・・・」と。。。薬剤師さんが処方しているわけじゃないので、私もしっかりとお礼を申し上げて、母を迎えに急ぎ戻る。
これらのことについて先生から何らかの説明をいただけるのかな、とも思っていたが、ご多忙なのだろう、先生からは何の説明もなく、看護師さんから「この薬で楽になる、血液検査で貧血があまりにひどい場合のみ連絡する、点滴はもうやめてよい。」と、この3点を伝えられる。しかし、母は変わらず腹痛に苦しんでおり、しかも点滴は3分の1も終わっていない。。。あまりに痛がるので、処方された薬をその場で飲ませていただくことにする。帰り支度をし、いよいよ帰ろうと母を支えてベッドから立ち上がらせるも、身体にに力が入らずへたり込む。がっちりと身体をホールドしようとするが、私もつい先日、お腹の手術を終えて退院したばかりで、力がなかなかでなくて難儀をしてクリニック内を移動するが、何のサポートもない。。。確か、患者に寄り添うホスピタリティとかとHPに書いてありましたけどね。。。
何とか支えてエレベーターを降りたところで、しゃがみ込む母。周囲の人が助けて下さる。ありがたくて涙がでる( ;∀;)やっとのことでタクシーに乗り込むも、母は起きている姿勢も維持できず、痛くて苦しみ続ける。顔色も真っ白だ。その様子とこれまでの出来事に不安感を抱いている私は、帰宅したらそのまま救急車を呼ぶことを決意し母を励ます。来て下さった救急隊員の方は、問診に加えお腹を触診し、痛い箇所を確認している。私は、きちんと話を聞いて検査をしてくれる病院を、とお願いする。いろいろ当たって下さり、地元で評判のいい総合病院へ迎え入れが決まる。
総合病院では、CTスキャンなど迅速に検査をして下さり、結果「直腸入口と大腸に炎症がある。貧血もあり、炎症の数値も高いので、入院してください。胃カメラもしたほうがいいでしょう。」とのことになる。あー、救急車をお願いしてよかった!!やっぱり消化器系に炎症が起きていたんだ!!これからは正確な治療を受けられるし、母の痛みも楽になっていくんだ!!と思い、心から安堵する。
以上、私が体験した事実と私の感想をここに記載しました。どなたかのご参考になれば幸いです。
来院時期:
2021年05月
投稿時期:
2021年05月
続きを読む