風疹特集
大阪の感染者数が東京を抜く
最終更新日: 2013年04月30日
記者: 具志林太郎
国立感染症研究所は4月30日に最新の風疹の発生動向調査を発表した。2013年第16週(4月24日現在)における新たな風疹報告者数は1週間で534名となり過去最悪ペースが拡大している。先週の感染者数も速報値の495名から614名へ大幅に上方修正されており今週の速報値も今後上方に修正される可能性がある。
![[図1] 風疹の報告者数の推移](/img/articles/20/figure01.png)
大阪府では先週の発表の時点ですでに感染者が急激に増えていたが、今週の発表でついに東京都の感染者を超え127名となった。人口当たりの感染者数でみても大阪府はトップの14.3となっており続く兵庫、東京と比較しても50%近く多い感染率となった。
![[図2] 都道府県別風疹報告者数 (2013年第16週のみ)](/img/articles/20/figure02.png)
![[図3] 都道府県別人口当たり風疹報告数 (2013年第16週のみ)](/img/articles/20/figure03.png)