男性でも発病する拒食症。筋トレと有酸素運動が原因でした。

拒食症は女性だけの病気だと誤解されているケースが多いですが、男性の僕も昔なった事があります。

20代前半の、まだ女性が輝いて見える時期、どうしても恋愛がしたい時期に女性にモテるようになろうと始めた筋肉トレーニングと、有酸素運動が拒食症の原因となりました。

最初はちょっとした食事制限、筋肉トレーニング、プールへ行ったり、重りをつけてジョギングをしたりしていました。食事制限はエスカレートしていき、朝はグラム単位でご飯の量を測ったり、昼はバナナ1本のみ、夕方に生野菜を食べる程度であとは一切食事を摂りませんでした。

運動の量も日に日に増やしていき、暇な時は常にジム、プールへ行っているか、重さ20キロのダンベルをリュックに入れて、手首や足首にも合計7キロ以上の重りを付けて走っていました。

身長は174センチあるのですが、体重が30キロ代後半にまで落ちてしまい、家族や友人からは拒食症を疑われました。しかし、その当時は家族や友人から何を言われても、「何言ってるんだこの人達は。何もわかってないな」としか感じませんでしたし、食べようとも思いませんでした。

しかし、電車に乗っている時や街を歩いている時、色々な人達に目で追われる様になりましたし、陰口等を言われるようにもなりました。そこで、自分はおかしいんだと客観的に気づき、食べるようになりました。

食べている時は絶望的な気分でしたし、なんでこんなに努力したのに罵倒されなければいけないのか分かりませんでしたが、今思えば当然の結果だったと思います。拒食症は男性でも誰でもなりますしキッカケも日常的な事から起こります。