お尻以外の部位に出る異所性蒙古斑。幼い子供なので様子見です。 (写真あり)

もうすぐ一歳３ヶ月になる息子は、出生時から蒙古斑(青痣)がお尻の大部分と背中全体に斑のようにあります。
さほど濃くはありませんが、他にも、手の甲から肘にかけてと、脇腹、肩、右足のすね部分と広範囲にあります。

蒙古斑とは、母親の胎内でメラニンを生成するメラノサイトが表皮に出ていけずに真皮に留まってできる青痣だそうです。
黄色人種には出生時の9割という高い確率で出現する、よくある先天的な痣の症状です。

蒙古斑は隆起がないのが特徴で、息子のように、まれに通常の部位(お尻)以外にある蒙古斑を異所性蒙古斑と呼びます。

異所性蒙古斑といえどもその大半は学童期までに消失するとされていますが、通常の蒙古斑と比べて形状が大きく消えにくいこともあり色調の濃いものは大人になっても残ってしまうそうです。
その場合、特に衣服で隠れない場所だと、本人にとってコンプレックスになる可能性もありますし、親である私自身、虐待を疑われるのではないかと心配になることがあります。

皮膚科で相談してみたところ、レーザー治療を数回受ければ、ある程度は薄くできるようですが、治療中は痛みを伴うため、麻酔シール、注射などを使用して痛みの緩和を行うそうです。
レーザーを当てたら１週間ほど毎日軟膏を塗ってガーゼで覆い、１週間後に経過を見せに行くのを３ヶ月ごとに繰り返します。

私自身が以前にタトゥー除去の目的でのレーザー治療の経験があります。
場所は背中の肩甲骨あたりで、３ヶ月に一回のレーザー照射を１年弱行いました。
(多少薄くなりましたが、今は治療を休んでいます)
もちろん麻酔をした上でのレーザー照射でしたが、その注射自体の痛みが結構つらかったです。
照射中は光が目に入らないようにしっかり閉じた状態で行いました、皮膚が焦げたような匂いがしていました。
そして１０日ほどの間、ゲンタシン軟膏を治療部分に縫りガーゼで覆って、ガーゼの周囲を医療用のテープで留めていました。

レーザーを照射した部分は、火傷のように無数の小さな水ぶくれができて、やがて瘡蓋になり、ボロボロと２～３週間くらいかけて剥がれきる感じでした。
レーザーを照射後、麻酔がきれてからしばらくの間は、ジンジンひりひりした痛みがありました。
そして瘡蓋になって剥がれおちる間は、強い痒みがありました。
かきむしるわけにもいかず、手でバチバチと叩いたりしていました。
ガーゼを留めているテープで皮膚がかぶれることもありました。

大人の私でも、それなりの痛みと不安感・恐怖感がありました。
もちろん蒙古斑の程度にもよるでしょうが、小さな子供にとっては辛い治療であると思います。
とりあえずは、自然に薄くなるかどうか様子をみて、将来的に本人が治療を望むのであれば検討するつもりです。